これからの季節、気を付けておきたいのが蜂です。
蜂は、人間を刺すことがある危険害虫ですよね。
身近な所に巣を作ることもあり、巣に近づくと攻撃されることも!
でも、蜂の方から家の中に入ってきてしまったら、どうしたらいいのでしょうか・・・?
そこで今回は、蜂が家の中に入ってきた時、身の安全を守るためにどうしたらいいのか。
また、刺されてしまった時の対処法をご紹介します。
目次
蜂はどこから入ってくる?
蜂が家の中に入ってくる侵入ルートはさまざまですが、一番多いのは窓からの侵入です。
ちょっとしたすき間から
蜂の中には体長わずか10~13ミリほどのものもいるので、小さな穴やちょっとしたすき間があれば、家の中に侵入することができます。
換気扇のすき間やエアコンの室外機から侵入してくるケースもありますよ。
洗濯物と一緒に
洗濯物や干した布団にくっついていて、そのまま家の中に入ってくるというケースも少なくないです。
蜂が侵入したことに気づけばまだいいですが、取り込んだ時には気づかず洗濯物をたたんでいる時や布団を広げた時に蜂が飛び出してきたらパニックです!
中には、洗濯物に袖を通したら蜂に刺されてしまったというケースもあるので、外から家の中に取り込む際には、蜂がくっついていないかよく確認するようにしてくださいね!
もしかしたら巣が!
窓を開けてないのに蜂が家の中にいるなんてケースは、もしかしたら天井裏や床下、壁の中など、家のどこかに蜂が巣を作っているのかも!
万が一蜂が家の中に巣を作ってしまっていたら、すぐに害虫駆除業者へ駆除をお願いしましょう。
蜂が家の中に入ってきたらどうする?
蜂が家の中に入ってきても慌てない!
蜂は音に敏感です。
蜂が家の中に入ってきたと、大声を出したり悲鳴をあげたりすると、攻撃される危険性があります。
また、大きな身振りにも反応するので、蜂が家に入ってきてしまっても、落ち着いて静かに対処しましょう。
ニオイ・色に敏感
蜂はニオイや色にも敏感です。
汗や整髪剤、香水などのニオイや、黒や赤、青といった原色に対して攻撃をしてくることがあります。
特にスズメバチの場合、「カチカチ」といった音を発している場合は敵を威嚇しているサインです。
下手に近づくと攻撃されます!
このような時はすぐにその場から離れ、身の安全を確保しましょう!
蜂を家から追い出す方法
蜂は明るい所が好き
蜂を家の中から追い出す効果的な方法は、部屋を暗くして窓を開けることです。
それは、蜂は明るい方に向かう習性があるからです。
部屋を閉め切って暗くし、窓を開けて蜂が外に出ていってくれるのをじっと待ちましょう。
蜂を駆除しようとするのは危険!
家に侵入してきた蜂を、殺虫剤や虫取り網などを使って駆除しようとする行為は危険です!
殺虫剤をまいたり虫取り網を振りまわしたりすると、逆に蜂を刺激して襲われてしまうことにも・・・。
蜂の中には凶暴で攻撃的なものや、強い毒を持つものもいるので、無理に追い出すようなことはやめておきましょう。
どうしても追い出せない場合は、害虫駆除業者にお願いしましょう!
蜂に刺された!正しい応急処置方法
症状確認をしよう
蜂に刺されると「局所症状」か「全身症状」、どちらかの症状が現れます。
局所症状
局所症状とは、刺された周囲だけに現れる症状です。
刺された部分に激痛が走り、大きく赤く腫れます。
腫れは次第にかゆくなってしこりが残り、1週間ほどで消えます。
全身症状
全身症状とは、刺された部分だけでなく全身に現れる症状です。
吐き気がしたり、全身がかゆくなったり、時には全身にじん麻疹が出ることもあります。
全身症状が現れた場合は、すぐに病院を受診しましょう。
特に、呼吸困難や激しい動悸など重い症状が見られる場合は、救急車を呼んで速やかに医療機関を受診してください。
正しい処置方法
局所症状だった場合、刺された所に蜂の針が残っていれば、ピンセットを使って取り除きましょう。
とはいえ、刺して針が残るというのはミツバチだけです。
スズメバチやアシナガバチに刺された場合、針が残ることはありません。
毒を絞り出すようにして流水で洗い流します。
蜂の毒は、水に溶けやすいタンパク質でできているので、大量の水で洗い流すのが効果的なんです。
刺された部分には「抗ヒスタミン軟膏」が良いです。
抗ヒスタミンは、アトピーやじん麻疹の症状を緩和し、かゆみを和らげてくれます。
腫れてかゆくなった段階で塗ると効果的ですよ。
刺されたところは保冷剤を使って冷やしましょう。
冷やすと血管が収縮し、毒が吸収されにくくなります。
蜂の毒が血管の中に入るのを遅らせることができるんです。
異常を感じたらすぐに病院へ!
これらの応急処置によって痛みや腫れが耐えられるのであれば、病院へ行かなくても1週間ほどで症状は治まるでしょう。
ただ、腫れが異常だったり、かゆみも痛みも治まらない場合は、最寄りの皮膚科を受診することをおすすめします。
場合によっては、蜂に刺されてから15分ほどで、全身のじんましんや呼吸困難、意識障害、激しい動悸といった、蜂の毒に対するアレルギー反応が起こることも!
放っておくと、最悪死に至ることもあるんです・・・。
この場合は迷わず救急車を呼び、一刻も早く医療機関を受診するようにしてくださいね!
特に小さなお子さんがいるご家庭は、無理に追い出す事はせず、害虫駆除業者をすぐに呼びましょう!