この世の中には、いくら食べても太らないという方がいらっしゃいます。
ほっそり体型なのに大食いなんて、一体からだのどこに食べ物が入っているのか不思議ですよね。
あんなに食べても太らない、むしろ痩せている人のからだはどうなっているのでしょうか?
ここでは、たくさん食べても太らない人についていろいろ調査してみました。
目次
なぜ食べても太らない?
同じ人間でありながら、どれだけ食べても太らない人と、食べる量を減らしても全然痩せられない人、どうしてこんな違いができるのでしょうか?
そこには、人間の体質と深い関係があるようです。
基礎代謝が多い
人間が生きていくためには、最低限必要なエネルギーがあります。
このエネルギーのことを基礎代謝と言い、運動するしないに関わらず、何もしなくても消費するエネルギーです。
この基礎代謝が高ければ、毎日特に何もしなくても多くのカロリーを消費するため、それだけ太りにくいと言えます。
腸内環境がいい
便秘にならないのは、腸内細菌のバランスが良く、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が優勢になっているからです。
腸内環境が整っていると、便秘解消だけでなく体内の不要な物質がスムーズに体外へ排出されたり、新陳代謝が上がったり、脂肪が溜まりにくくなったりと、太りにくい体になれるのです。
よく動く
ジムに行ったり特別運動をしていなくても、太りにくい人は普段からよく体を動かしています。
日頃から階段を使用していたり、移動はなるべく歩いていたりと、体をよく動かすことで知らないうちにエネルギーが消費されているのです。
低GI値のものをよく食べる
太りにくくするためには、インスリンの過剰分泌を防ぐ、つまり血糖値の急激な上昇を防ぐことがポイントになります。
炭水化物が分解されて糖に変わるまでのスピードを示す値として「GI値(グリセミック指数)」と呼ばれるものがあります。
GI値の低い食品を日頃からよく食べている人は、たくさん食べていても太りにくいのです
GI値が低い食材としては、そばや玄米、きのこ、ナッツなどの食材があります。
遺伝的な要因
脂肪を燃焼して消費カロリーを増やす脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」という2つの細胞があるのですが、褐色脂肪細胞には脂肪を燃焼させ熱を生む働きがあるとされています。
生まれつきこの褐色脂肪細胞が多かったり、働きが活発であるという人は太りにくい体質なのです。
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食べても太らない人の生活習慣とは?
もともとの体質以外にも、日常の過ごし方や食生活などを変えることで、食べても太らない体質を作ることができます!
食べても太らないための朝の過ごし方
朝起きたらまず、布団の上でストレッチを行いましょう。
筋肉が刺激されて代謝がアップする効果が期待できます。
そして、コップ一杯程度の水を飲みましょう。
血液量が増えて代謝が上がり、体温が上昇してカロリー消費量も増やすことができます。
また、水分が不足すると代謝を低下させてしまいますので、一日を通して1.5~2リットル程度の水分摂取を心掛けましょう。
日中の代謝アップには朝食も重要です。
栄養バランスの摂れた朝食をしっかり摂りましょう。
その際は、できるだけゆっくりよく噛んで食べます。
早食いは過剰摂取の要因になります。
仕事が忙しかったり金銭面の理由などから、ジムへいって運動できない方も多いですよね。
でも、通勤や通学の際に歩いたり階段を使ったりしてちょっとでも運動をする機会を増やしてみましょう。
主婦の場合は、掃除や洗濯といった家事を午前中に済ませてしまいましょう。
食べても太らないための日中の過ごし方
デスクワークや下を向いての作業が多い方は特に、背筋を張った正しい姿勢をとりましょう。
これだけで、血液の流れがスムーズになって代謝アップにつながります。
昼食は品数を多く摂ることを心掛けましょう。
よく噛んでゆっくり食べると、少しの量でも満腹感が得られますし、つい間食をしてしまうなんてことも防げます。
もしどうしても間食したくなったら、時間と量を決めて行いましょう。
ながら食いは、食べ過ぎの原因になります。
食べても太らないための夜の過ごし方
夕食が遅くなれば代謝は下がり、食べたものが脂肪になりやすくなります。
遅くても就寝3時間前までには夕食を終えましょう。
また、夕食後は寝るだけとなりますので、エネルギー消費量も少なくなります。
夕食は野菜を中心にするなど、カロリーの摂り過ぎにならないよう注意しましょう。
質のよい睡眠は、脂肪を燃焼しやすい体づくりには重要ポイントになります。
湯船に浸かることは、体を温め代謝をアップさせるだけでなく、リラックス効果もあるのでいい睡眠にもつながります。
また、寝る前のストレッチには、リラックスを促し質のよい睡眠へと導く効果が期待できます。