先日、お隣の奥さんから「今度お通夜に行くんだけど、数珠って絶対必要なの?」と聞かれたんですよ。
急なお葬式で慌てること、ありますよね。
葬儀の数珠マナーは、知っているようで意外と迷うものです。
今日はチエばあちゃんが、数珠の意味から持ち方、忘れたときの対処法まで、ステップごとにやさしくお伝えしますね。
ステップ1|葬儀に数珠が必要な理由を知る
まず大前提として、数珠が必要なのは仏式の葬儀だけです。
キリスト教式や神式のお葬式では、数珠は使いませんよ。
仏式の場合、お通夜でも告別式でも数珠を手に持って参列するのが基本マナーです。
「お通夜だけなら要らないかしら?」と思う方もいますが、お通夜も告別式も同じように必要なんですよ。
数珠は正式には108個の玉でできていて、これは人間の煩悩の数と同じなんです。
ひとつひとつの玉が煩悩を引き受けてくださる仏さまだと考えられていて、本来はお守りとして常に持ち歩くのがよいとされているんですよ。
ステップ2|数珠を持つ意味を理解する
数珠は「念珠(ねんじゅ)」とも呼ばれ、もともとはお念仏の回数を数えるための道具でした。
でも参列者が念仏を数える場面はほとんどありませんよね。
では、なぜ葬儀に数珠を持っていくのかというと、亡くなった方と仏さまへの敬意を表すためなんです。
手を合わせるときに数珠を持つことで、故人への祈りの気持ちがより丁寧に伝わるとされていますよ。
また、数珠には持つ人を厄災から守るお守りとしての役割もあるんです。
だからこそ、ひとつは自分用のものを持っておくと安心ですね。
ステップ3|数珠の正しい持ち方を覚える
数珠の持ち方、意外と自信がない方も多いのではないでしょうか。
基本をお伝えしますね。
【合掌するとき】
両手を合わせ、親指と人差し指の間に数珠をかけます。
房(ふさ)は自然に下に垂らしてくださいね。
【持ち歩くとき】
左手に持つのがマナーです。
左手の手首にかけるか、左手で軽く握るようにしましょう。
右手は「清浄の手」とされるため、数珠は左手で扱うのが正式な作法ですよ。
宗派によって二連(本式数珠)の持ち方は異なりますが、一連の略式数珠であればどの宗派でも上の持ち方で大丈夫です。
ステップ4|数珠を忘れたときの対処法
「しまった、数珠を忘れてしまった!」ということ、実はよくあるんですよ。
でも慌てなくて大丈夫です。
数珠がなくても参列して構いません。
手ぶらで手を合わせれば、失礼にはあたりませんよ。
ただし、ここで気をつけてほしいのが、人の数珠を借りるのは絶対に避けるということです。
数珠はお守りですから、持ち主の身代わりとなるもの。
他の人に貸し借りするものではないんですね。
もし時間に余裕があれば、葬儀場の近くのコンビニや100円ショップでも簡易的な数珠が手に入ることがありますよ。
急場しのぎにはなりますので、覚えておいてくださいね。
ステップ5|自分に合った数珠を選んでおく
いざというとき慌てないために、普段からひとつ数珠を用意しておくのがチエばあちゃんのおすすめです。
数珠には男性用と女性用があり、玉の大きさが違います。
男性用は玉が大きめ(約10〜12mm)、女性用は小さめ(約6〜8mm)が一般的ですよ。
素材は天然石・木製・プラスチックなどさまざまですが、初めて買うなら略式数珠(一連タイプ)がおすすめです。
宗派を問わず使えるので、ひとつあればどんな場面でも安心ですよ。
価格は1,000円台から数万円までありますが、2,000〜5,000円程度のものでも十分しっかりしたものが手に入ります。
仏具店やネット通販で探してみてくださいね。
大切なのは、自分の手になじむものを選ぶこと。
お店で実際に手に取ってみると、しっくりくるものが見つかりますよ。
急なお葬式で慌てないよう、ふだんから黒いフォーマルバッグに数珠と袱紗(ふくさ)を入れておくと安心です。
よかったら試してみてくださいね。




