先日、孫の美咲が会社の飲み会から帰ってきて、「ばあちゃん、ご相伴にあずかるって言葉、上司が使ってたんだけど意味わかんなくて…」と聞いてきたんですよ。
たしかに、普段なかなか使わない言葉ですよね。
でもね、この言葉をさらっと使えると、「おっ、この人しっかりしてるな」と思ってもらえるんですよ。
今日はご相伴にあずかるの意味と正しい使い方を、覚えるコツも含めてやさしくお伝えしますね。
ステップ1:「ご相伴にあずかる」の意味をざっくりつかむ
まず、難しいことは抜きにして、ざっくりとした意味だけ押さえておきましょう。
「ご相伴にあずかる」とは、ひとことで言うと「誰かのおかげで、自分もごちそうになる・いい思いをする」という意味なんですよ。
たとえば、上司が取引先との食事会に連れて行ってくれた。
自分はメインのお客さんじゃないけど、そのおかげでおいしいものをいただけた。
そんなときに「ご相伴にあずかりました」と使うんですね。
もともとは茶道の言葉で、お茶席でメインのお客さん(正客)の連れとしてもてなしを受ける人のことを「相伴」と呼んだのが始まりなんですよ。
つまり、「自分が主役じゃないけど、おこぼれにあずかります」という謙遜と感謝の気持ちが込められた、とても奥ゆかしい日本語なんです。
ステップ2:覚え方はたった一つでOK
意味はわかっても、いざ使おうとすると出てこない…ということ、ありますよね。
ズボラなばあちゃん流の覚え方をお教えしますね。
「ご相伴=ご一緒させてもらってラッキー」と覚えてしまえばいいんですよ。
「相伴」は「一緒にお供する」という意味。
「あずかる」は「目上の方からの好意を受ける」という意味。
合わせると、「お供させてもらって、ありがたくいい思いをしました」ということですね。
細かい語源まで覚えなくても、このイメージだけ頭に入れておけば、使いどころを間違えることはまずありませんよ。
ステップ3:ご相伴にあずかるの使い方と例文
では実際に、どんな場面で使えるのか、例文を見ていきましょう。
ズボラさんは、自分に近い場面だけ一つ覚えておけば十分ですよ。
【ビジネスシーンでの例文】
・「部長のご相伴にあずかりまして、大変おいしいお食事をいただきました」
・「先輩のおかげでご相伴にあずかれました。ありがとうございます」
・「接待の席にご相伴にあずかり、勉強になりました」
【日常での例文】
・「お隣さんからいただいたお菓子、私もご相伴にあずかったわ」
・「ゴルフですか?ぜひ私もご相伴にあずかりたいです」
どの例文にも共通しているのは、自分が主役ではなく、誰かのおかげでいい思いをしたというニュアンスがあることですね。
ステップ4:「ご相伴」と「お相伴」の違い
実は「ご相伴」と「お相伴」、両方の言い方があるんですよ。
「どっちが正しいの?」と迷う方も多いのですが、結論から言うと、どちらを使っても正解なんです。
日本語には、音読みの言葉には「ご」を、訓読みの言葉には「お」をつけるという基本ルールがあります。
たとえば「ご飯」とは言うけれど「お飯」とは言いませんし、「お手紙」とは言うけれど「ご手紙」とは言いませんよね。
ただ、「相伴」はどちらをつけてもよい例外的な言葉とされているんですよ。
迷ったら「ご相伴」を使っておけば間違いありません。
ビジネスの場では「ご相伴」のほうがよく使われていますし、覚えるのは一つだけでいいので気が楽ですよね。
ステップ5:使うときの注意点とマナー
最後に、ご相伴にあずかるを使うときの注意点をお伝えしておきますね。
まず、この言葉は謙譲の気持ちを込めた表現です。
ですから、自分が主催者側のときには使いません。
あくまで「連れて行ってもらった側」「おかげさまで楽しめた側」が使う言葉ですよ。
また、目上の方に対して使うのが基本ですので、後輩や部下に対して「ご相伴にあずかりました」と言うと、ちょっとおかしな感じになってしまいます。
それから、お礼の言葉とセットで使うのがスマートですよ。
「ご相伴にあずかりました」だけで終わるより、「ご相伴にあずかりまして、ありがとうございました」と添えたほうが、気持ちがしっかり伝わります。
難しく考えなくても大丈夫。
「おかげさまでいい思いをしました、ありがとうございます」という気持ちを、少し品よく伝えたいときに使えばいいだけですよ。
言葉というのはね、完璧に覚えなくても、一つの場面でさらっと使えるだけで十分なんですよ。
次に上司や先輩にごちそうになったとき、「ご相伴にあずかりました」とひとこと言えたら、きっと「おっ」と思ってもらえるはずです。
よかったら、ぜひ試してみてくださいね。




