世間を騒がせているヒアリが東京でも発見されました。
場所は、都心から少し離れた東京湾で発見されました。
都心からは少ししか離れていないだけに緊張感も高まります。
日本でも、ヒアリ対策をしっかりしておかなければいけませんね!
ヒアリ被害もでたオーストラリアでも対策をとっているようです。
海外のヒアリ対策!を見ていきたいと思います。
日本に上陸した「ヒアリ」発見の情報まとめ
出典:https://chibaphoto1.sakura.ne.jp/
5月20日にヒアリが日本で初めて発見されてから、次から次と違う場所でヒアリが発見されています。
短期間の間にこれだけの広がりを見ると怖くなってしまいます。
ここでは、ヒアリが初めて発見されてから現在に至るまでの状況を、いちど確認しておきたいと思います。
「6月9日 兵庫県尼崎市」
中国から神戸港に運ばれたコンテナを尼崎市に移し、コンテナ内の荷物を取りだした時に、ヒアリが発見されました。
コンテナは燻蒸消毒済みで、周辺を緊急調査しています。
「6月18日 兵庫県神戸市」
16日にコンテナが保管されていたポートアイランドのコンテナヤードの舗装面の亀裂などでヒアリに酷似したアリが発見され、専門家が調べたところヒアリと断定されました。
さらに、ヒアリが確認された場所から約20mほど離れた場所で、「アカカミアリ」が発見されました。
ヒアリほど猛毒ではありませんが、ヒアリ同様に毒をもっています。
緊急防除を実施し、周辺を緊急調査しています。
「6月30日 愛知県弥富市」
名古屋港の鍋田埠頭のコンテナ置き場でヒアリが発見されました。
既に殺虫処分し、周辺を緊急調査しています。
「7月3日 大阪府大阪市」
大阪南港でヒアリの死骸約50匹が発見されました。
殺虫処分し、周辺の緊急調査を実施しています。
「7月6日 東京品川区」
品川区の大井ふ頭のコンテナ内でヒアリが発見されました。
13日に同じコンテナ内の床を剥がすと100匹以上のヒアリをさらに発見しました。
その中には卵や幼虫もいましたが、女王アリは発見されませんでした。
既に全て殺虫剤で駆除済みです。
現在でヒアリが発見されたのが5ヵ所だということになります。
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ヒアリとはどんなアリ?危険度を再確認!
日本に現れたヒアリは危険な外来種です。
しっかりヒアリの形態や見つけたときの対処法などを知っておくようにしましょう。
ヒアリの原産地は南アメリカですが、南アメリカだけではなく「オーストラリア・中国・ニュージーランド・マレーシア」など海外の色んな地域で生息しています。
ここに日本も入ってしまうのですね・・・。
ヒアリの形態は、体長2~6mmで主に赤茶色をしていて、体色が赤褐色で腹部が暗色をしています。
尻尾に毒針があり、その毒針に刺されると火の粉をかけられたような火傷をしたような激しい痛みがあります。
軽症の場合は、痛みや痒みで済むのですが、重症になると発熱やじんましん、体質によってはアナフィラシキー症状を引き起こす可能性もあります。
海外では、ヒアリに刺され年間で100人以上の死者がでるほど危険なアリなのです。
もし、ヒアリを数匹見つけた場合は、絶対に素手で触らずに、殺虫剤や熱湯をかけて殺虫してください。
しかし、ヒアリの巣を見つけたり、集団で見つけた場合は、自分1人で対処せずに環境省の地方環境事務所か保健所・警察に連絡するようにしましょう。
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海外ではどんなヒアリ対策をしているの?
出典:https://www.okinawatimes.co.jp/
オーストラリアでのヒアリ対策は、まずはヒアリの巣を見つけることをしています。
ヘリコプターを上空に飛ばし「熱感知カメラ」を使い地上にあるヒアリの巣を見つける対策をしています。
台湾では、犬を使ってヒアリを見つけ出すという対策をしています。
そして、日本でもヒアリが発見されたコンテナ周辺に「殺虫エサ・毒餌」などを仕掛ける対策をしているようです。
ヒアリが海外のように広がらないように日本でもきちんとした対策をお願いしたいものです。