先日、お隣の奥さんから「スーパーで買ったお刺身、アニサキスが怖いんだけど、どうしたらいいの?」と聞かれたんですよ。
最近はテレビでもよく取り上げられていますし、不安になりますよね。
アニサキスは正しい予防法を知っていれば、しっかり防げるものなんです。
今日は、チエばあちゃんが科学的な理由も交えながら、アニサキス予防法おすすめベスト5をお伝えしますね。
そもそもアニサキスとは?寄生する魚の種類
アニサキスは体長2〜3cm、幅0.5〜1mmほどの白い糸のような寄生虫です。
サバ・アジなどの青魚をはじめ、サケ・イカ・たら・ニシンなど160種類以上の魚介類から見つかっています。
近年は冷蔵輸送技術が進歩して、新鮮なまま届くようになった反面、冷凍されずにアニサキスが生きたまま食卓に届くケースが増えているんですよ。
厚生労働省の統計でも、アニサキス食中毒は食中毒の原因として毎年上位に入っています。
【第1位】冷凍でアニサキス予防|マイナス20℃24時間が決め手
チエばあちゃんが一番おすすめしたいのが、冷凍による予防です。
マイナス20℃以下で24時間以上冷凍すると、アニサキスは完全に死滅します。
これは、アニサキスの体内の水分が凍結して細胞が壊れるためなんですよ。
お刺身で食べたいときは、いちど冷凍してから解凍する「冷凍刺身」にすると安心です。
家庭用冷凍庫はマイナス18℃程度のものが多いので、48時間以上冷凍するとより確実ですよ。
【第2位】加熱でアニサキス対策|60℃1分以上で死滅する理由
焼き魚や煮魚にすれば、アニサキスの心配はほぼなくなります。
60℃以上で1分以上加熱すると、アニサキスのタンパク質が変性して死滅するんです。
70℃以上ならほぼ瞬時に死滅しますので、しっかり火を通せば安心ですよ。
たらの鍋やニシンの煮付けなど、中心部まで十分に火が通る調理法を選んでくださいね。
電子レンジは加熱ムラが出やすいので、できればフライパンやお鍋での調理がおすすめです。
【第3位】目視で確認|新鮮なうちに内臓を取り除く
アニサキスは主に魚の内臓に寄生していて、鮮度が落ちると身のほうに移動する性質があります。
ですから、一匹丸ごと買ったときはできるだけ早く内臓を取り除くことが大切なんですよ。
お店で処理してもらうのが一番確実ですね。
イカやサケの身には白い糸状のアニサキスが目で見えることもありますので、さばくときにはよく目で確認して、見つけたら取り除いてくださいね。
【第4位】細かく切る・よく噛む|物理的にアニサキスを傷つける
アニサキスは体に傷がつくと死んでしまうので、薄切りにしたり、細かく包丁を入れることで予防効果が期待できます。
イカのお刺身に細かい切れ目を入れるのは、見た目だけでなくアニサキス対策としても理にかなっているんですよ。
ただし、よく噛むだけでは確実とは言えませんので、他の方法と組み合わせてくださいね。
【第5位】酢・塩・わさびでは死滅しない!間違った予防法に注意
「酢で締めれば大丈夫」と思っている方、実はこれは間違いなんです。
アニサキスは酢・塩・醤油・わさびでは死滅しません。
アニサキスの体表は丈夫なクチクラ層で覆われていて、これらの調味料では浸透しないんですよ。
しめ鯖でアニサキス食中毒になるケースは実際に報告されていますので、過信は禁物です。
もしアニサキス食中毒になったら?症状と対処法
万が一、お魚を食べた後2〜4時間ほどで激しい腹痛・吐き気・嘔吐が起きたら、アニサキス食中毒の可能性があります。
下痢がなく激しいお腹の痛みがある場合は特に疑ってみてください。
すぐに病院を受診して「アニサキスかもしれません」と伝えてくださいね。
内視鏡でアニサキスを取り除けば、早ければ10分ほどで痛みがおさまりますので、我慢せずに早めの受診が大切ですよ。
お魚は栄養たっぷりで、おばあちゃんも大好きな食材です。
正しい知識があれば怖がりすぎることはありませんので、冷凍と加熱を上手に使って、安心しておいしいお魚を楽しんでくださいね。




