こちらの記事では、クチナシの害虫駆除、育て方や選定方法についてご紹介していきます。
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クチナシの開花時期や特徴
クチナシは、どんな過酷な環境においても適応できる、たくましい常緑低木です。庭木や植え込みなどで広く栽培されてきました。
また、古くから「山梔子(さんしし)」という漢方薬としても利用されてきた、とても親しみのある花木です。梅雨の中頃になると、直径6センチほどの香り高い純白の花を咲かせます。香りもよく、人気の花木です。
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クチナシの育て方
クチナシは種もしくは苗から育てることができます。しかし、種はほとんど市販されていないことと、花が咲くまでに3~4年かかることとから、一般的には苗から育てます。
クチナシは、寒さに弱いため、寒冷地での地植えは難しいです。特に、冬の乾いた風にとても弱く、枝の先端が枯れてしまうこともあります。
寒さに弱いクチナシですが、移動が可能な鉢植えであれば、寒冷地でも育てることができます。日当たりの悪いところでは、花つきが悪くなります。夏の直射日光が強く当たるような場所でも、土が乾きすぎて生育が悪くなります。
クチナシにとって理想的な場所は、半日陰の場所です。夏は直射日光を避け、それ以外の季節はできるだけ日当たりのよい場所で育てましょう。冬場の寒風や凍結を避けるよう、室内に取り込むなどしましょう。
クチナシは乾燥に弱いので、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。地植えの水やりは、あまりに土壌が乾燥しすぎている時以外、特に気にしなくても大丈夫です。
肥料は、2月と8月に1回ずつ、化成肥料と油かすを等量混ぜたものを株元に与えます。鉢植えのものは、2ヶ月に1回、粒状の油かすを株元に与えますが、冬には肥料を与える必要はありません。
水もちの良い土が適しています。鉢植えの場合は、小粒の赤玉土7に対して腐葉土3の割合で混ぜたものを使いましょう。地植えの場合は、腐葉土を混ぜて水はけの良い軽い土にします。
クチナシの剪定方法
剪定は7月~8月、花が咲き終わったあとが適期です。
夏の間に1回目の花芽が作られるので、花が終わったらできるだけ早い時期に行いましょう。秋以降に剪定してしまうと、枝ごと花芽を切り落とすことになります。
花芽を切り落としてしまえば、翌年の開花が見られないことに。二季咲き品種の場合は、9月に剪定をしましょう。
伸びた枝は、枝の元から取り除き、古い枝や枯れた枝は、枝分かれ部分から切ります。こうして風通しと日当たりを良くします。新しい枝は切り落とさないようにするのがポイントです。
地際から勢いよく伸びてくる枝は、発見したらすぐ切り落としましょう。樹形重視の場合を除き、全体をバッサリ刈りこむような剪定はしない方が良いです。
樹形が乱れた場合は、枝の先端を切り揃える程度の剪定にします。特に、花をたくさん楽しみたい場合は、むやみな剪定は避けます。
クチナシの害虫駆除
オオスカシバの幼虫は、クチナシを好みます。
アオムシのような形の大型のイモ虫で、6~10月頃に発生し、葉を喰い荒らします。緑色型と褐色型があり、どちらもおしりにツノのようなものが生えています。
大型で目につきやすい虫なので、発見したらすぐに捕かまえて殺してください。また、薬剤には弱い虫なので、定期的に殺虫剤を散布して予防しておくといいですね。
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