関わると係わるの違いや、正しい使い方

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大人になってから実感してしまうのが、漢字の意味や使い方です。

学生の頃はテストが近付くとがむしゃらに覚えていましたが、その漢字の言葉を理解して日常で友達と使うことなど殆どありませんでしたが、社会にでてみると以外と使うことが多いです。

友達や親しい知人なら笑って雰囲気で誤魔化せますが、恥ずかしいことには変わりはありません。

しかし、仕事上の間違いになると、笑って誤魔化せない時もあります。

そうならないように、今回は仕事でよく間違われている「関わる(かかわる)」と「係わる(かかわる)」の違いと正しい使い方を説明していきます。

関わるの意味や正しい使い方

「関わる(かかわる)」という漢字を見て、私が一番はじめに思い浮かぶのが「関係すること」です。

皆さんは何が頭に浮かびますか?

国語辞典で調べてみると「関係をもつ」「関係する」(例文としては研究に関わる・関わった人々)

このように「関わる」とは、人との繋がりや仕組みなどのことを意味しているようです。

「関」を使っている漢字ではこういうのがあります。

関西・関税・税関この漢字は、国境や通行人を調べるところという意味です。

玄関や関門は入り口と言う意味で、関節や機関は有機的に繋がっている仕組みや仕掛けをさします。

そして関係・関心・関連などはつながりを意味し、かかわる事と記されています。

「関わる」は、繋がりを持つ・関係を持つという意味になります。

使い方としては「新しい仕事に関わる」「近所の人と関わる」など出来事や人と関係をもつ時に使うのが「関わる」の正しい使い方です。

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係わるの意味や正しい使い方

では「係わる」という言葉を見て何が頭に浮かびますか?

私は学生時代の「○○係」が思い浮かびました。

「係わる」も関わる同様に調べてみたのですが・・・。

「係わる」も「関わる」と同じ意味をもっていました。

では「係」で調べてみますね。

組織の中である仕事を専門に担当すること・かかわりあいをもつこと・つなぎとめるという意味になります。

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関わると係わるの違い まとめ

上記をまとめてみると「関わる」と「係わる」は2つとも殆ど同じ意味をもっています。

国語辞典で同じ意味を書いているのですから、どちらが間違いでどちらが正解ということはないようです。

あえていうなら、学校や論文で文書の時、人との関係の時は「関わる」をよく使っているように感じます。

そして、研究に係るや仕事に係るなど仕事関係の時は「係る」を使っているような気がします(私が感じた事ですが・・・)

どちらも間違いではないので、「関わる・係わる」に関しては自分の思う直感を信じて使ってみても良いと思います。

それに日本では公的な文書を書くときは「常用漢字」が望ましいことになっています。

「関わる・係わる」はどちらとも常用漢字ではないので、そんなに深く考えなくてはよいようです(フォローになっているでしょうか・・・)

日本語には同音異義語が「関わる」「係わる」に限らず沢山あります。

本当に今回は、日本語は難しいということを実感してしまいました。

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