子どもが生まれると気になるのが学資保険についてですよね。
みんな、いくらぐらい払っているんでしょう?
家庭環境や収入状況によって、学資保険の適切な金額は一人ひとり変わってきます。
とはいえ、学資保険に入る前に、金額の平均的な相場は知っておきたいですよね。
今回は、学資保険の平均的な金額の相場について調査してみました。
学資保険をお考えの方にはぜひ、参考にしていただけると幸いです。
目次
学資保険の金額の相場は?
学資保険に加入する目的
学資保険に入る一番の目的は、子どもの将来の大学費用に備えるためです。
お子さんを持つご家庭の約8~9割が、学資保険へ加入しています。
両親が入っていなくても、孫のためにおじいちゃんおばあちゃんが入っているというケースも多いようですね。
アンケート調査によると
学資保険の金額については、たくさんのアンケート調査が実施されています。
それらをまとめてみると、次のような結果になりました。
1位 | 1~2万円 |
---|---|
2位 | 1万円未満 |
3位 | 2~3万円 |
また、満期で受け取る金額設定はいくらが多いかについては、次のような結果になりました。
1位 | 100~200万円 |
---|---|
2位 | 200~300万円 |
3位 | 100万円未満 |
結果、学資保険の毎月の掛け金の相場は1万円前後で、満期金額は200万円前後ということになります。
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なぜ掛け金1万円、満期200万円が多いのか?
大学入学にかかるさまざまなお金
お子さんが18歳になって大学を受験し入学する際にかかってくるお金には、さまざまなものがあります。
例えば、受験先の大学に払う受験料や受験の際にかかる宿泊・交通費です。
合格が決まってからも、実家を離れて通学するのであれば、アパートを借りなければならないですよね。
その際にかかる敷金礼金、新生活で使う生活用品費なども必要になります。
もちろん、入学後にはアパート家賃や大学の入学金・授業料も必要になります。
大学入学の際にかかる費用を賄うために
大学入学の際にかかる費用の相場は平均して150~200万円と言われています。
多くのご家庭では、それを学資保険で準備しているようです。
そして、入学後の授業料や家賃などは、貯金で賄っていくというご家庭が多いようです。
18歳時に200万円を受け取るとすると、0~2歳で学資保険に入れば毎月の掛け金はだいたい1万円になります。
だから多くのご家庭が、月々1万円で200万円貯める学資保険に入っているんですね。
月々1万円はやりやすい
学資保険を考える方は、20代後半から30代前半の夫婦が多いようです。
奥さんは、出産を控えて育児休暇や退職などで働いていないケースがほとんどです。
なので、学資保険を考えている段階では、旦那さんだけの収入でやりくりしているという夫婦が多いんですね。
「子供のために積み立てを始めたいけれど、毎月たくさんは払えない。」
そんな思いの中で手を出しやすいのが、月々1万円という設定なのだと思います。
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学資保険の試算
学資保険を試算する
大学入学時に必要な費用から、学資保険の加入金額を試算してみるのが一般的です。
教育計画や収入、学資保険以外の貯蓄がどれくらいになるかといった視点から、慎重に決定しましょう。
学資保険の多くは、途中解約するとそれまで積み立てた分がほとんど戻ってこないものです。
掛け金を多くしていても、解約しなければならなくなったらもったいないですよね。
将来を見据えて、長期的に払っていけるかを計算し、家計にあった保険料を試算しましょう。
子供が増えたなら
子供が2人、3人と増えていっても、1人1万円ずつ学資保険を掛けるのは、正直厳しい…。
家計を犠牲にしてまで、無理に1人1万円ずつ掛ける必要はないですよ。
学資保険は、途中解約すると損するものがほとんど。
無理して払えなくなるなら、初めから掛けるのをあきらめちゃいましょう。
1人目のために貯めている学資保険は、2人目、3人目のお子さんにも使うことができるんです。
余裕があれば、2人目以降は積立定期にしてみてはいかがでしょうか。
また、学費を準備する手段は学資保険だけじゃありません。
奨学金や教育ローンなどもあります。
家計のバランスを考えながら、柔軟に対応していってくださいね!