むかし母がね、洗濯物を干すときに必ずバスタオルをバンバンと振ってから干していたんですよ。
子どもの頃は「なんでそんなことするの?」って不思議に思っていたんですけど、あれにはちゃんとした理由があったんですね。
チエばあちゃんです。
今回は、バスタオルがゴワゴワになる原因と、柔軟剤を使わずに干し方だけでふわふわに戻すコツをお伝えしますね。
「最近タオルが固くなってきたな」と感じているあなた、よかったら最後まで読んでみてくださいね。
ステップ1:バスタオルがゴワゴワになる原因を知る
まずは、なぜバスタオルがゴワゴワになってしまうのか、その仕組みからお話ししますね。
バスタオルの表面をよく見ると、「パイル」と呼ばれる小さなループ(輪っか)がびっしり並んでいるのがわかりますよ。
新品のタオルはこのパイルが一本一本まっすぐ立ち上がっていて、それがクッションの役割を果たしているんです。
このパイルが倒れてしまうと、肌あたりが固くなってゴワゴワに感じるというわけなんですね。
パイルが倒れてしまう原因は、主に3つありますよ。
1つ目は、洗濯による圧力です。
特にドラム式洗濯機は「たたき洗い」という方式で洗うので、洗濯のたびにパイルが叩きつけられて寝てしまうんです。
母の実家でも、洗濯機をドラム式に買い替えてから急にタオルがゴワゴワになったと言っていましたよ。
2つ目は、紫外線による乾燥しすぎです。
天日干しは気持ちがいいものですけど、長時間直射日光に当てすぎると、繊維の中の水分が飛びすぎてしまうんです。
科学的には、綿の繊維は適度な水分を含んでいるときにしなやかさを保てるので、カラカラに乾くと硬くなってしまうんですね。
3つ目は、意外にも柔軟剤の使いすぎです。
柔軟剤は繊維の表面を油膜でコーティングして滑りをよくする仕組みなんですけど、使い続けるとこの油膜がどんどん蓄積されてしまうんです。
そうなるとタオルの吸水性が落ちるだけでなく、洗剤の洗浄力も弱まって汚れが残りやすくなり、結果的にゴワゴワの原因になってしまうんですよ。
ステップ2:干す前にバスタオルを20回振る
さて、ここからが本題ですよ。
柔軟剤を使わずにバスタオルをふわふわにする、一番手軽で効果的な方法をお伝えしますね。
やり方はとっても簡単です。
洗濯機から取り出したバスタオルを広げて、上から下へバサッバサッと20回ほど振り下ろすだけなんです。
「たったそれだけ?」と思うかもしれませんけど、これにはちゃんとした理由がありますよ。
洗濯で寝てしまったパイルが、振り下ろす勢いと空気の力で一本一本立ち上がるんです。
パイルが立ち上がった状態で乾かすと、乾いた後もその形を保ってくれるので、ふわふわの仕上がりになるんですね。
母がやっていたのも、まさにこれだったんです。
昔のおばあちゃんたちは、理屈は知らなくても経験でちゃんとわかっていたんですね。
ステップ3:干し方を工夫してふわふわをキープする
振り下ろしたら、干し方にもひと工夫してみてくださいね。
まず、直射日光に長時間当てすぎないことが大切ですよ。
夏場なら2〜3時間で十分乾きますから、乾いたらすぐに取り込むようにしましょうね。
風通しのよい日陰で干すのもおすすめですよ。
それから、バスタオルを干すときはなるべく広げて干すようにしてくださいね。
二つ折りにして干すと重なった部分が乾きにくくなって、生乾き臭の原因にもなってしまいますよ。
物干し竿にM字型にかけて干すと、風が両面に当たって効率よく乾かせますよ。
ステップ4:乾燥機を使うともっとふわふわに
もしご自宅に乾燥機があるなら、ぜひ活用してみてくださいね。
乾燥機の温風と回転で、パイルが全方向から起き上がるので、手で振るよりもさらにふわふわに仕上がりますよ。
コインランドリーの大型乾燥機を使うのもいい方法です。
電気代が気になるというあなたには、こんな方法もありますよ。
まず乾燥機に20〜30分だけかけて、そのあと外に干して仕上げるんです。
最初に乾燥機でパイルを立ち上げておけば、あとは自然乾燥でもふわふわ感が残ってくれますよ。
ステップ5:洗い方も見直してみましょう
干し方と合わせて、洗い方も少し気をつけるとさらに効果的ですよ。
まず、洗濯物を詰め込みすぎないことです。
洗濯槽の7〜8割くらいの量にすると、タオルが水の中でゆったり動けるので繊維が傷みにくくなりますよ。
柔軟剤を使う場合は、毎回ではなく2〜3回に1回にするのがおすすめです。
そうすることで油膜の蓄積を防いで、タオル本来のふわふわ感を長く保てますよ。
また、お酢を大さじ1杯ほどすすぎの時に入れると、繊維がやわらかくなるという昔ながらの知恵もありますよ。
お酢の酸が洗剤の残りカスを中和してくれるので、ゴワつきの予防になるんです。
匂いは乾けば飛んでしまうので心配いりませんよ。
チエばあちゃんも、母から教わったバスタオルの振り方を毎日続けていますけど、やっぱりふわふわのタオルで顔をふくと気持ちがいいものですよ。
特別な道具もお金もかからない方法ですから、よかったら今日のお洗濯から試してみてくださいね。




