今日はとっておきの知恵をお伝えしますね。
チエばあちゃんです。
温泉旅館に泊まるとき、お部屋に用意されている浴衣の着方に戸惑ったことはありませんか?
「左前ってどっちだっけ?」「帯はどう結べばいいの?」と不安になる方、実はとても多いんですよ。
初めての旅館泊でも安心できるように、女性向けの浴衣の着方と帯の結び方を、やさしく丁寧にお伝えしますね。
Q: 旅館の浴衣は普通の浴衣とどう違うの?
夏祭りや花火大会で着るおしゃれな浴衣と、旅館に置いてある浴衣は少し違うんですよ。
旅館の浴衣は、いわばお宿専用のくつろぎ着。
寝間着としても使えるように、生地は薄めで、作りも簡易になっています。
おしゃれ浴衣のように腰ひもを使って「おはしょり」を作る必要はありません。
帯一本でさっと着られるのが旅館浴衣の良いところなんですよ。
最近の旅館では、お部屋に置いてある定番の浴衣のほかに、好きな色や柄を選べるサービスがあるところも増えています。
浴衣姿のまま温泉街をそぞろ歩きできる旅館もあって、旅の楽しみが広がりますね。
ただし、着付けをしてくれるところは少ないので、基本の着方を覚えておくと安心ですよ。
Q: 旅館の浴衣の着方で「左前」にならないコツは?
浴衣を着るとき、一番大切なのが「左前にしないこと」です。
左前というのは、左側の衿を先に体に合わせてしまうこと。
これは亡くなった方の装束の合わせ方になってしまうので、縁起がよくないんですよ。
正しい着方はこうです。
① まず浴衣を羽織ったら、右手側の衿を先に体に合わせます。
② 次に、左手側の衿をその上から重ねます。
③ これで「右前」の完成です。
覚え方のコツをお伝えしますね。
「右手がすっと懐に入るほうが正解」と覚えておけば、もう迷いませんよ。
洋服のボタンの合わせ方とは男女とも逆になるので、女性は特にうっかりしやすいポイントです。
鏡の前で「右手が懐に入るかな?」と確認する習慣をつけると安心ですよ。
Q: 女性の帯の結び方はどうすればいい?
旅館の浴衣に付いている帯は、幅が狭くてやわらかいものがほとんどです。
難しく考えなくて大丈夫ですよ。
おすすめは「前で蝶結び」にする方法です。
① 浴衣の衿をきちんと合わせたら、帯をお腹の前で二巻きします。
② 前でリボンのように蝶結びをします。
③ 結び目をくるっと右側の腰あたりにずらします。
結び目を右の腰骨あたりにずらすのがポイントですよ。
真正面に結び目があると少し野暮ったく見えますし、背中側に回すと寝るとき痛いこともあるんです。
横にずらすことで見た目もすっきり、寝心地も良くなりますよ。
帯を結んだあとは、衿元がはだけていないか鏡でチェックしてみてくださいね。
Q: 旅館の浴衣で気をつけたいマナーは?
旅館の浴衣は気軽なくつろぎ着ですが、ちょっとしたマナーを知っておくと、より気持ちよく過ごせますよ。
下着はきちんと着けましょう
旅館の浴衣は生地が薄いものが多いので、下着はしっかり着けておくのがおすすめです。
キャミソールやタンクトップを一枚着ておくと、透け防止にもなって安心ですよ。
お部屋から出るときは羽織を忘れずに
廊下やロビーに出るときは、お部屋に用意されている半纏(はんてん)や羽織をはおるのがマナーです。
浴衣一枚だと少しだらしなく見えてしまうこともありますし、冷え防止にもなりますよ。
足元はスリッパか素足で
館内ではスリッパ、温泉街を歩くときは下駄が用意されていることが多いです。
靴下を履きたいときは、足袋ソックスがあると浴衣姿にもよく合いますよ。
Q: サイズが合わないときはどうしたらいい?
旅館の浴衣はS・M・Lなど大まかなサイズ分けのことが多いですよね。
丈が長すぎるときは、腰のあたりで少したくし上げてから帯を結ぶと、裾を引きずらずにすみますよ。
逆に短い場合は、フロントにお願いすると大きいサイズに交換してもらえることがほとんどです。
遠慮なくお願いして大丈夫ですよ。
旅館での浴衣は、堅苦しく考えなくても大丈夫。
「右手が懐に入る」「帯は前で蝶結びして横にずらす」、この二つを覚えておけば安心です。
せっかくの温泉旅行ですから、浴衣姿でゆったりくつろいでくださいね。
よかったら次の旅で試してみてくださいね。




