画像からも分かるように、1匹だと大したことないのに、集団でかかってくるから困るんです!
キノコバエと呼ばれるこの虫は、網戸や小さな隙間から侵入してきたり、屋内の観葉植物から発生したりと、その発生源もさまざまです。
ここでは、キノコバエについて画像を交えながら、その生態や発生源、観葉植物の場合の駆除方法などをまとめました。
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キノコバエの生態や画像
出典:https://hideblog.yaseijin.oops.jp/
キノコバエの正式名称は「チビクロバネキノコバエ」です。
キノコバエの他、「クロキノコバエ」・「クロバネキノコバエ」とも呼ばれています。
体長は0.5mm~2mm程度の黒い蚊のようなコバエで、水分を適度に含んだ腐葉土などのある場所、例えば野山や畑、植木鉢などから発生します。
発生時期は、おもに5~6月と9~10月です。
早朝の7時~10時に大量発生し、4時間程度生きて大量に死に、こぶし大くらいの死骸の山を残します。
これを毎日繰り返します。
そのあまりにも小さな姿のため、網戸どころか窓やドアを施錠しても、壁のわずかな穴や隙間などから大量に侵入してきます。
床の畳はもちろん、フローリングからも0.5mm以下の目には見えないような通風口を貫通し、湧くように入ってくる大変迷惑な虫です。
1匹ならあまり問題ありませんが、
出典:https://www.city.tajimi.lg.jp/
集団になると、
とっても気持ちわるいですね。
しかし、害虫ではなく不快害虫であり、無害扱いのために行政では対策できないのが現状です。
なお、キノコバエは刺したり咬んだりすることはありません。
植物病原菌を伝播することが確認されていますが、人や家畜に深刻な影響を与える伝染病の媒介などの心配もありません。
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キノコバエの発生源はどこ?
キノコバエの発生源は、観葉植物や菜園などの培土・有機堆肥、カブトムシの培土、雨どいに堆積した土・コケなどです。
幼虫は、有機質が豊富な土の中で腐植物を食べ、成長します。
田畑や植木鉢、プランターにも発生することがあり、名前の通りキノコからも発生することがあります。
このように、キノコバエの発生源の範囲は広いため、その特定は非常に困難なのです。
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観葉植物のキノコバエ駆除対策
観葉植物の周りを浮遊しているキノコバエは、掃除機で一気に吸い取ってしまいましょう。
キノコバエは、ゴミを餌としていないので、掃除機で吸っても中で繁殖するような心配はありません。
キノコバエは、土中の有機物を餌としています。
土の中にいるキノコバエを駆除するには、2つの方法が挙げられます。
まず、観葉植物の表面の土を入れ替える方法です。
キノコバエの繁殖域は、表面から深さ2~3㎝の所までです。
少し多めに表面から5㎝程の土を取り除きます。
全ての土を入れ替える必要はありません。
取り除いた部分は新しい土を入れますが、その場合、少なくとも表面から3㎝までは、赤玉土などの無機土で覆いましょう。
キノコバエの餌は、土中の有機物です。有機土・有機肥料は使わないようにしましょう。
おすすめの土は、「ゴールデン粉状培養土」です。
この土は、栄養分が豊富で通気性が高く、観葉植物が育ちやすい培養土です。
しかし、有機肥料は含んでおらず、キノコバエが発生しにくい培養土です。
次に、薬を使ってキノコバエを駆除する方法です。
「ダントツ水溶剤」・「オルトラン粒剤」を土の表面に撒きます。
これで大半のキノコバエが駆除できますよ。
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