先日、お隣の奥さんが困った顔でうちに来てね、「観葉植物のまわりに小さい虫がブンブン飛んでるの!」って相談されたんですよ。
それはきっとキノコバエですよ、とお伝えしたら「何それ怖い!」って驚いていてね。
実はこのキノコバエ、観葉植物の土が発生源になっていることがとても多いんです。
今日は、キノコバエがなぜ発生するのか、その科学的な理由も交えながら、おばあちゃんが知っている駆除方法や対策をお伝えしますね。
Q: キノコバエってどんな虫?見た目や生態は?
キノコバエの正式名称は「チビクロバネキノコバエ」といって、体長はたったの0.5mm〜2mm程度しかない、黒くて小さなコバエの仲間なんですよ。
あまりにも小さいので、網戸の目をすり抜けてしまうこともあるんです。
発生しやすい時期は、おもに5〜6月と9〜10月。
気温でいうと25℃〜30℃くらいの湿度が高い時期に活発になるんですね。
これは、キノコバエの卵や幼虫が湿った有機質の土の中で育つためで、温度と湿度がそろうと一気に繁殖してしまうんです。
ちょっと驚くかもしれませんが、キノコバエは早朝の7時〜10時ごろに大量発生して、わずか4時間ほどで寿命を迎えてしまうんですよ。
そしてこれを毎日繰り返すから、放っておくとどんどん増えてしまうんです。
ただし、安心してほしいのは、キノコバエは人を刺したり咬んだりすることはありません。
分類上は「不快害虫」といって、人や動物に直接的な健康被害を与える虫ではないんです。
とはいえ、大量に飛び回られると気持ちのいいものではありませんよね。
Q: キノコバエの発生源はどこ?観葉植物が原因って本当?
はい、室内で発生するキノコバエの多くは、観葉植物の土が発生源なんですよ。
なぜかというと、キノコバエの幼虫は有機質が豊富な湿った土の中で、腐った植物や菌類を食べて成長するからなんです。
市販の観葉植物用の培養土には腐葉土や有機肥料が含まれていることが多く、これがキノコバエにとって格好のエサになってしまうんですね。
科学的に言うと、キノコバエのメスは土の表面から2〜3cmの浅い部分に卵を産みつけます。
卵は湿った有機質の中で約4日ほどでふ化し、幼虫は2週間ほどで成虫になります。
このサイクルが早いから、気づいたときにはもう大量発生していた、ということが起きるんですよ。
観葉植物以外にも、こんな場所が発生源になることがありますよ。
- 家庭菜園やプランターの有機培養土
- カブトムシの飼育マット
- 雨どいにたまった土やコケ
- 庭のキノコが生えている場所
発生源の範囲がとても広いので、どこから来ているのか特定するのが難しいこともあるんです。
でもまずは、お部屋の中の観葉植物を確認してみてくださいね。
Q: 観葉植物のキノコバエを駆除するにはどうすればいい?
おばあちゃんがおすすめする駆除方法は、大きく分けて3つありますよ。
①まずは掃除機で吸い取る
観葉植物のまわりを飛んでいるキノコバエは、掃除機で一気に吸い取ってしまいましょう。
「掃除機の中で増えたりしない?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫ですよ。
キノコバエはゴミをエサにしているわけではなく、土中の有機物が必要なので、掃除機の中では繁殖できないんです。
②土の表面を入れ替える
これが根本的な対策としていちばん効果的な方法です。
キノコバエの卵や幼虫は土の表面から2〜3cmの浅い部分にいますから、表面から5cmほどの土を取り除いて、新しい土に入れ替えましょう。
ポイントは、入れ替える土に赤玉土や鹿沼土などの無機質の土を使うことです。
有機質を含まない土にはキノコバエのエサがないので、産卵されにくくなるんですよ。
全部の土を入れ替える必要はないので、植物への負担も少なくて済みますよ。
③薬剤を使って駆除する
土の入れ替えが難しい場合は、薬剤を使う方法もあります。
「ダントツ水溶剤」や「オルトラン粒剤」を土の表面にまくと、幼虫を駆除できますよ。
これらの薬剤に含まれる成分(クロチアニジンやアセフェート)は、土の中の害虫に浸透して効果を発揮する仕組みなんです。
Q: キノコバエを予防するために普段からできることは?
駆除も大切ですが、そもそも発生させない環境づくりがいちばんですよね。
おばあちゃんが普段から気をつけていることをお伝えしますね。
・水やりは「土が乾いてから」にする
キノコバエは湿った土を好みますから、常に土が湿っている状態は避けましょう。
表面がしっかり乾いてから水をあげるだけで、ずいぶん違いますよ。
・有機肥料を表面に置かない
有機肥料はキノコバエの大好物です。
肥料を使うなら、化成肥料や液体肥料に切り替えるのがおすすめですよ。
・風通しをよくする
湿気がこもりやすい場所に植物を置いていると、キノコバエが発生しやすくなります。
サーキュレーターや換気で空気を動かしてあげてくださいね。
・黄色い粘着シートを活用する
キノコバエは黄色に引き寄せられる習性があるんです。
これは科学的にも確認されていて、黄色い波長の光に誘引されるためなんですよ。
観葉植物のそばに黄色い粘着トラップを置いておくと、早期発見にも駆除にも役立ちますよ。
キノコバエは小さくてしつこい虫ですが、原因を知って正しく対策すれば、ちゃんと防ぐことができますよ。
大切な観葉植物を気持ちよく楽しむために、よかったら今日お伝えした方法を試してみてくださいね。




