こちらの記事では、伊勢神宮でお願いできることは決まっている!?お賽銭や絵馬がない意味についてご紹介していきます。
普通は神社では個人的なお願いをする方が多いと思いますが、伊勢神宮は少し違うようですね。
伊勢神宮では個人的な願いはNG?何を願う?
伊勢神宮には、豊受大御神(とようけのおおみかみ)と言われる神様が祀られており天照坐皇大御神(あまてらすおおみかみ)の食事の世話をしています。
太陽と食事に感謝する場所であるため、個人的なお願いはできないのです。
それ以外には世界平和や国の安寧を願う場所として言われています。
正宮では個人的お願いはできないので別宮でしましょう。
願い事をするのではなく、神様に誓いを立てるのがお祈りの仕方で良いとされています。
参拝にも順番があります。
まずは外宮から参拝しその後内宮を参拝します。125もの宮社があります。
神宮という社号のついている神社は歴代の天皇や皇室の先祖が祀られています。
お参りのNG行動
お参りに当たり、NGな行動がいくつかあります。
それは、参道の真ん中を歩いてはいけません。
なぜかというと、神様の通り道だからです。外宮は左側を内宮は右側を歩くようにしましょう。
それ以外には、御神木や石などを触らないことです。
あとは、服装も露出の多い場合は、本殿に入れない可能性もあります。
ご注意くださいね。拝礼の仕方もあります。
拝礼は、「ニ礼・二拍手・一礼」が基本になります。自己流での拝礼はやめましょう。
おみくじもありません。みんな平等という考えです。
参拝ルートとして外宮は御正宮→多賀宮→土宮→風宮の順で参拝をしましょう。
内宮は、瀧祭紙→御正宮→荒祭神→風日祈宮の順です。
スポンサードリンク
伊勢神宮にお賽銭箱がないって本当?
現在でも天皇陛下以外のものが奉幣することは禁止されています。
お賽銭そのものの意味自体は、お願い事をかなえてもらうために奉納するものなのです。
ですが、伊勢神宮は私的なお願いはNGです。
その為お賽銭箱も設置されていません。正宮に白い布がひかれていてその上に投げる人がいますがそれは、お賽銭を投げる場所ではなく、投げることによりお金で聖域がけがれないようにするためにひかれていますので間違えないようにしてくださいね。
伊勢神宮に絵馬がない理由は?
絵馬自体の意味は、今でこそ木や紙で作られたものの裏に書かれていますが、実は、奈良時代には「神馬」として本物の馬が奉納されていました。
しかし、飼育や管理が大変になり移り変わっていったのです。
絵馬はお願い事をかくものではなく、神様にお供えするものなのです。
伊勢神宮には今も本物の神馬が奉納されているのです。
早朝に参拝に行くと、神馬を見ることが出来るかもしれません。
芸達者な神馬もいるようです。前を通るときにお辞儀をする神馬もいるのだそうです。
神馬は今2頭ずつ飼育されています。外宮には国春(くにはる)と笑智(えみとも)、内宮には草音(くさおと)と空勇(そらいさむ)がいます。
毎月1のつく日に馬衣を羽織って大御前に見参するため、確実に見たい方は、朝8時ごろに行ってみてくださいね。参道を通って正宮に行きます。正宮前の階段ではお辞儀もするそうで
す。
外宮の神馬は13:00~15:00に御厩にはいるそうですよ。