暑い夏には絶対欠かせないクーラーですが、つけっぱなしにしているとなんだか咳が出たり喉が痛くなったりしたことはありませんか?
それは、クーラーの中に潜むカビが原因かもしれません!
今すぐクーラーを掃除する必要があります!
ここでは、クーラーのカビは咳や喉の痛みの原因になるのか、また、自分でできる掃除方法をまとめました。
喉の痛みの原因とは?
クーラーの効いた部屋にずっといると、なんだか喉に痛みが!
それ、クーラーによる乾燥が原因かもしれません。
クーラーを使用することは、実は気温が下がるとともに、湿度も下げていることになります。
クーラーを使用すると、室外機周辺にあるホースからたくさんの水が出てきますが、この水は部屋の中の湿気であり、出てきただけの水分量が部屋の中から出て行っていることになります。
部屋の中からそれだけの水が出て行っているわけですから、それだけ部屋が乾燥しているというわけです。
そうしてクーラーによって除湿された冷たい空気が、身体に吸い込まれて喉を乾燥させてしまいます。
時間の経過とともに喉の痛みが消える場合は、クーラーによる部屋の乾燥が原因と考えられます。
また、クーラー内部には熱交換機などの金属部品が備わっており、それが冷やされて外部との温度差を生じてしまうため、結露が発生しやすくなります。
この結露が、クーラー内部のほこりや湿気の多さと合わさり、カビを発生させてしまいます。
こうしてクーラー内部に発生した大量のカビは、クーラーを稼働させることで部屋中に飛びまわり、それを吸い込むことで喉に炎症を起こし、痛みが発生してしまうのです。
クーラー内部はカビが溜まりやすい場所、クーラーをつけたときに嫌な臭いがする場合は、クーラー内部にカビが生えている可能性があります。
その場合は、クーラーの掃除を行い、内部のカビを除去する必要があります。
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クーラーを自分で掃除する前に
クーラーを、業者に頼んで清掃してもらうと、その代金は1万円から2万円すると言われており、なかなか気軽に頼むことができません。
そこで、クーラーの掃除を自分でする方法をご紹介します。
まず、クーラーの掃除を行う前に必要な準備があります。
あらかじめ用意しておく道具は、フィルターに付着したほこりを吸うための掃除機、掃除機で取りきれないほこりを取り除くための使い古しのハブラシ、パネルを拭くための雑巾や水などです。
クーラーを掃除する前に、必ずコンセントを抜いておきましょう。
そして、クーラーの外側やパネル部分、クーラー上部に溜まっているほこりやゴミを掃除機で吸い取り、水で濡らして固く絞った雑巾で拭き取っておきます。
水分がクーラー本体に入り込むと、故障の原因になりますので、必ず固く絞った雑巾を使用してください。
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クーラー掃除の方法とコツ
クーラー前面のパネルを取り外し、パネルとフィルターの汚れを取っていきます。
フィルターに溜まったほこりやゴミは、はじめに掃除機で吸い取ります。
この時、フィルターの内側から掃除機を掛けると、返ってしまうことがあり、目詰りの原因となるので、掃除機は必ず外側から掛けてください。
掃除機で吸い取れなかったほこりやゴミは、使い古しのハブラシで軽くこすって取ります。
それでも汚れが取れない場合は、浴室へ運んでシャワーを掛けます。
この時、外側から掛けた掃除機とは逆に、内側からシャワーを掛けてください。
こちらも目詰まりの原因になります。
シャワーできれいに掃除したフィルターは、しっかり乾燥させ、水分が残らないように注意しましょう。
水分が残っていると、せっかく掃除をしてもクーラーを故障させたりカビを発生させたりしてしまいます。
次に、吹き出し口やルーバーの汚れを取っていきます。
吹き出し口は、ルーバーを指で回して角度を下げ、中を見やすくします。
ルーバーを下に向けた状態で、固く絞った雑巾を指に巻き付け、中に指を入れるようにして汚れを拭き取ります。
汚れがひどければ、中性洗剤を薄めたものを使ってもいいです。
この場合、ルーバーに洗剤が残らないよう、必ず雑巾を水で洗って仕上げ拭きをしてください。
乾いたフィルターを元に戻し、パネルの取り付けが終わったら、最後に、クーラーに電源を入れて送風運転を行います。
送風運転とはクーラーの熱交換機であるコンプレッサーを作動させずにファンのモーターのみを動かします。
クーラーの掃除は、最低でも月に1回することが望ましいといわれています。
こまめな掃除をすることで、クーラー内部のカビの発生を防ぎ、消費電力も抑えることができますよ。