今日はとっておきの知恵をお伝えしますね。
チエばあちゃんです。
先日、北海道に住んでいる友人に誘われて、人生初のアイヌ料理をいただく機会がありました。
正直なところ、どんなお料理が出てくるのかドキドキしていたんですけれど、ひと口食べた瞬間に「ああ、これは体が喜ぶ味だ」と感じたんですよ。
素朴なのに滋味深くて、食べ終わった後もお腹がぽかぽか温かくて。
アイヌの人たちが大切にしてきた食の知恵には、現代の私たちにも役立つヒントがたくさん詰まっているんだなぁと、しみじみ思いました。
今日はそんなアイヌ料理の魅力を、科学的な理由も交えながらお伝えしますね。
アイヌ料理の基本「オハウ」は体を芯から温める薬膳スープ
最初にいただいたのが、オハウと呼ばれる伝統的な汁物でした。
鮭や鹿肉と一緒に、大根やじゃがいも、行者にんにくなどの山菜がたっぷり入っていて、味付けは塩だけというとてもシンプルなものなんです。
でもね、このシンプルさにこそ大事な理由があるんですよ。
素材の旨みだけで仕上げるということは、余計な添加物や過剰な塩分を摂らずに済むということ。
現代の栄養学でも、だしの旨み成分であるグルタミン酸やイノシン酸には満足感を高める働きがあって、塩分を控えても美味しく感じられることがわかっています。
アイヌの人たちは経験的にそれを知っていたんでしょうね。
それから、行者にんにくにはアリシンという成分が含まれていて、血行を促進して体を温めてくれるんです。
厳しい北海道の冬を乗り越えるための、理にかなった食の知恵だったんですね。
私もあの日、オハウを飲んだ後はずっと手足がぽかぽかしていましたよ。
鮭を丸ごと使い切るアイヌの知恵は栄養学的にも理にかなっている
アイヌ料理で特に感動したのが、鮭を余すところなく使い切るという考え方です。
身はもちろん、皮も内臓も、さらには骨まで活用するんですよ。
鮭の皮にはコラーゲンがたっぷり含まれていて、お肌の弾力を保つのに役立つとされています。
また、鮭の身のあのきれいなピンク色のもとになっているアスタキサンチンという色素には、ビタミンEの約1000倍ともいわれる強い抗酸化作用があるんです。
体のサビつきを防いでくれる、まさに天然のアンチエイジング食材なんですね。
骨からはカルシウムやDHAが溶け出しますし、内臓にはビタミンDやビタミンAが豊富に含まれています。
丸ごといただくことで、サプリメントなんかなくても自然と栄養バランスが整うようになっていたんですね。
「もったいない」の精神と健康づくりが見事に結びついていて、本当に素晴らしいなぁと思いました。
山菜や木の実を食べるアイヌの習慣は腸内環境を整える知恵
アイヌ料理にはもうひとつ、山菜や木の実をふんだんに使うという特徴があります。
私がいただいた食事にも、プクサ(行者にんにく)やトゥレプ(オオウバユリ)、クルミなどがたくさん使われていました。
山菜には食物繊維が豊富に含まれていて、腸内の善玉菌のエサになってくれます。
最近の研究では、腸内環境が整うと免疫力が上がるだけでなく、心の安定にもつながることがわかってきているんですよ。
いわゆる「腸脳相関」というやつですね。
また、クルミに含まれるオメガ3脂肪酸には、血液をサラサラにしたり、脳の働きを助けたりする効果があります。
自然の恵みをそのままいただくことが、結果的に最高の健康法になっているというのが、アイヌ料理の素晴らしいところですね。
チエばあちゃんも帰ってきてから、鮭の皮を捨てずにパリパリに焼いて食べたり、お味噌汁に山菜を入れたりするようになりました。
アイヌの人たちのように丸ごとは難しくても、ちょっとした工夫で取り入れることはできますからね。
昔からの知恵には、ちゃんと体にいい理由があるものです。
あなたもよかったら、鮭を皮ごといただいたり、山菜を食卓に取り入れたりしてみてくださいね。
きっと体が「ありがとう」って喜んでくれますよ。




