むかし母がよくやっていたんですけどね…。チエばあちゃんです。
夏になると、母はどこへ行くにも薄手の羽織りものをかばんに忍ばせていました。「冷房は体に毒だよ」が口癖で、冷たい飲み物もほとんど口にしなかったんです。
当時は「大げさだなあ」と思っていたのですが、今になってみると、あれは立派な冷房病対策の知恵だったんですよね。
エアコンの効いた部屋にいると体が冷え、だるさや頭痛、肩こりが出やすくなります。
今日は、すぐに使える冷房病対策の具体的なコツをお伝えしますね。
まず知っておきたい冷房病の原因と症状
冷房病というのは正式な病名ではないのですが、エアコンの冷気で体が冷えすぎることで起こるさまざまな不調のことです。
主な症状は、だるさ・頭痛・肩こり・食欲不振・胃腸の不調・夜眠れないなど、人によってさまざまですよ。
原因は自律神経の乱れにあります。
冷房の効いた室内と、蒸し暑い外を何度も行き来することで、体温調節機能がついていけなくなってしまうんですね。
特に女性や年配の方は筋肉量が少なく体が冷えやすいので、早めの対策がとても大切ですよ。
「なんとなく夏に調子が悪い」と感じているなら、冷房病が原因かもしれません。
思い当たることがあれば、今日からすぐに試してみてくださいね。
基本のやり方|冷房病対策に効く3つの習慣
冷房病対策は、難しいことは何もありません。
毎日の習慣を少し変えるだけで、ずいぶんと違ってきますよ。
①「首・手首・足首」を冷やさない
昔から「首のつく場所は冷やしてはいけない」と言われてきましたよね。
この三か所には太い血管が通っていて、ここが冷えると全身に冷えが広がってしまうんです。
冷房の効いた場所へ行くときは、薄手のカーディガンやストール、靴下をかばんに入れておくといいですよ。
私の娘も、夏でも会社のデスクの下に薄手のひざ掛けを置いているそうです。
ちょっとした備えが、体を守ってくれるんですよ。
②温かい飲み物で内側からぽかぽかに
暑いからと冷たいものばかり飲んでいると、外からも内からも冷えてしまいます。
白湯や生姜湯、温かい緑茶を一日に何度か飲むのが、昔からの冷房病対策の知恵です。
生姜には体を温めるジンゲロールという成分が含まれているので、とくにおすすめですよ。
食事にもネギ・ニラ・生姜・みそ汁など、体を温める食材を取り入れてみてくださいね。
③ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
夏はシャワーだけで済ませがちですが、38〜40度のお湯に10〜15分浸かるだけで、冷えた体が芯から温まりますよ。
ぬるめのお湯は副交感神経を優位にしてくれるので、乱れた自律神経を整える効果も期待できます。
寝る1〜2時間前のお風呂が、睡眠の質も上げてくれるんですよ。
よくある失敗と対処法|やりがちな間違いに気をつけて
冷房病対策でよくある失敗もお伝えしておきますね。
知っておくだけで、ずいぶん違ってきますよ。
失敗①「冷房を我慢してつけない」
体を冷やしたくないからと冷房を使わずに我慢すると、今度は熱中症のリスクが高まります。
大切なのは上手に使うことです。
設定温度を26〜28度にして、風が直接体に当たらないよう吹き出し口の向きを調整してみてくださいね。
失敗②「夏野菜ばかりで食事が冷え寄りになる」
きゅうりやトマト、なすなどの夏野菜は体を冷やす性質があります。
美味しくてたくさん食べたくなりますが、温める食材とのバランスを意識してみてくださいね。
冷ややっこに生姜をのせる、みそ汁に夏野菜を入れるなど、ひと工夫で体への負担がずいぶん変わりますよ。
失敗③「部屋でじっとして体を動かさない」
冷房の効いた部屋でじっとしていると、血のめぐりが悪くなってしまいます。
朝や夕方の涼しい時間帯に軽い散歩やストレッチをするだけで、冷えにくい体になっていきますよ。
体を動かすと、自律神経も自然と整ってくるんです。
昔ながらの知恵というのは、体の仕組みにちゃんと合っているものが多いんですよ。
難しいことは何もありませんから、よかったら今日からひとつだけでも試してみてくださいね。
この夏も、元気に過ごせますように。




