こんにちは、チエばあちゃんです。
大切な方が旅立ったあと、残されたお荷物を前にして、どうしても手が動かない……そんな思い、あなたにもありませんか?
遺品が捨てられないのは、弱さではなくて、愛情の証なんですよ。
ちょうど秋のお彼岸を迎えるこの季節は、大切な人を想いながら、気持ちの整理をはじめるのにいちばん良い時期だと、チエばあちゃんは思っています。
今日は、遺品と向き合うための5つのステップをご紹介しますね。
ステップ1:「捨てられない」気持ちをまず認めてあげる
最初から「早く片づけなければ」と思わなくていいんですよ。
遺品が捨てられないのは、それだけその方との思い出が深かったということ。
焦る必要はまったくありません。
まずは「捨てられなくていい」と、自分に優しく言い聞かせてみてくださいね。
チエばあちゃんの友人も、夫を亡くしてから3年間、押し入れの服をどうしても開けられなかったと話してくれました。
でもある秋の日に、ようやく向き合えて、「心の整理がついた気がする」とほっとした顔で言っていましたよ。
気持ちの整理には、それぞれのペースがあるのです。
ステップ2:秋のお彼岸を「向き合うきっかけ」にする
9月はお彼岸の季節。
お墓参りに行って、手を合わせて、大切な方のことをゆっくり想う。
その帰り道に、「少しだけ向き合ってみようか」という気持ちが自然と湧いてくることがありますよ。
昔から、お彼岸は「あの世とこの世が近くなる時期」と言われています。
「今なら背中を押してもらえるかもしれない」そんな気持ちで遺品の整理を始めてみるのも、ひとつの方法です。
特別な儀式は必要ありません。
ただ、手を合わせながら「少しずつ整理させてもらいますね」と心の中でそっと話しかけてみてくださいね。
ステップ3:遺品を「3つの箱」に分けてみる
いきなり全部を処分しようとすると、気持ちがついていきません。
そこで、チエばあちゃんがおすすめするのが「3つの箱に分ける」方法です。
・残す箱:どうしても手放せない、大切な思い出のもの
・考える箱:今すぐは決められないもの(半年後にまた見てみる)
・手放す箱:他の方に使っていただけそうなもの、処分できそうなもの
「捨てる」という言葉は使わなくていいんですよ。
「次の方のもとへ旅立つ」と考えると、少し心が軽くなりますよ。
一日に30分だけ、箱の前に座ってみてください。
それだけで十分なんです。
ステップ4:写真に撮って「記録として残す」
手放すのが辛いものは、写真に撮ってから手放すと気持ちが楽になりますよ。
形は手元を離れても、思い出はずっと心の中に残ります。
スマートフォンでパシャッと撮るだけでいい。
きれいに整理しなくても大丈夫です。
チエばあちゃんも、亡き母の着物を手放すとき、一枚一枚写真に撮りました。
今でもたまにその写真を見て、母のことを懐かしく思い出しますよ。
気持ちの整理が少しだけ楽になる、昔ながらの知恵です。
ステップ5:一人で抱え込まず、誰かと一緒に取り組む
遺品の整理は、一人でやろうとしなくていいんですよ。
信頼できる家族や友人に声をかけて、一緒に思い出話をしながら取り組むと、気持ちが自然と和らいできます。
「これ、お父さんが大切にしていたものね」「この服、よく着ていたわね」なんて話しながら進めると、悲しみがいつの間にか温かな記憶に変わっていくことがありますよ。
もし近くに頼める方がいなければ、遺品整理の専門家やグリーフカウンセラーに相談するのも、とても良い選択です。
一人で抱え込まないことが、気持ちの整理への大切な第一歩なんですよ。
秋の風が涼しくなるこの季節、大切な人のことを想いながら、少しずつ前へ進んでみてくださいね。
遺品が捨てられないことも、気持ちの整理がつかないことも、あなたが精一杯愛してきた証です。
チエばあちゃんも、いつも応援していますよ。
よかったら、ご自分のペースで試してみてくださいね。

