むかし、姑がよくこう言っていたんですよ。「お彼岸はご先祖さまに会いに行く日だから、ちゃんと準備してから行かないと失礼だよ」って。
チエばあちゃんです。
お彼岸のお墓参りって、「行けばいい」と思いがちなんですが、実はちょっとした準備不足や知らないマナー違いで、残念な思いをすることがあるんですよ。
今日は、お墓参りの準備でよくやってしまうNGと、正しいやり方をお伝えしますね。
【NG①】お彼岸のお墓参り、お供え花はなんでもいいと思っていませんか
スーパーで目についたお花をそのまま買っていませんか?
実はお墓にはトゲのある花(バラなど)や毒のある花はNGとされています。
「彼岸花なんてお彼岸らしくていいじゃない」と思われるかもしれませんが、彼岸花には毒があるため、仏花としては昔からタブーとされているんです。
また、香りが強すぎる花も、周りのお墓に迷惑になることがありますよ。
【正解①】仏花の選び方は日持ちと縁起を大切に
お墓参りに向いているのは、菊・カーネーション・リンドウ・スターチスなど、日持ちがよくやさしい花が基本です。
秋のお彼岸なら菊・リンドウ・小菊の組み合わせが定番ですよ。
左右対称に2束用意するのが正式とされていますが、1束でも気持ちが大切ですから、無理のない範囲で準備してくださいね。
お花屋さんで「お墓参り用に」とひとこと伝えると、ぴったりの花を選んでもらえますよ。
【NG②】お墓参りの準備、掃除道具を忘れていませんか
「お線香とお花を持っていけばいい」と思いがちですが、お墓の掃除道具を忘れてしまう方がとても多いんですよ。
お彼岸の時期は草や苔が生えていたり、落ち葉が積もっていたり。
掃除せずにお参りだけして帰るのは、ご先祖さまへのご挨拶としてちょっと物足りないとも言われています。
チエばあちゃんは「お参り前の掃除」がいちばん大切なご挨拶だと、長年感じてきました。
【正解②】お墓参りの準備チェックリストはこれで完璧
出かける前に、以下の準備チェックをしてみてくださいね。
◆ 基本の持ち物
・仏花(2束が正式、1束でもOK)
・お線香と着火道具(ライターや防風マッチ)
・ロウソク(必要な場合)
・お供え物(お菓子・果物など。帰りに持ち帰るのがマナーです)
・数珠
◆ お掃除グッズ
・たわし(金属製は墓石を傷つけるので避けてくださいね)
・バケツとひしゃく
・雑巾かタオル
・草取り用の小道具と軍手
・ゴミを持ち帰る袋
これだけ揃えておけば、慌てることなく丁寧にお参りできますよ。
【NG③】お彼岸のお参り、時間や服装を気にしすぎていませんか
「午前中じゃないといけない」「喪服じゃないと失礼?」などと、あれこれ気にしすぎてしまう方もいらっしゃいます。
でも実は、お彼岸のお墓参りに厳密な時間の決まりはありません。
午前中が望ましいとされることもありますが、午後でも、気持ちを込めてお参りすることが大切です。
服装も普段着で構いません。
ただし、派手な色や露出の多い服は控えるのがマナーですよ。
【正解③】無理なく続けることが、いちばんのご供養
チエばあちゃんがいつも思うのは、「完璧にやらなきゃ」と構えすぎると、足が遠のいてしまうということなんですよ。
大切なのはご先祖さまへの感謝の気持ちを持って、定期的に足を運ぶこと。
今日お伝えしたチェックポイントを参考に、今年のお彼岸も落ち着いた気持ちでお参りしてみてくださいね。
きっとご先祖さまも、あなたが来てくれることをいちばん喜んでくださいますよ。


