むかし母がね、毎年4月になると台所のテーブルに封筒を並べて「さあ、今年もお金の整理をしようね」と言っていたんですよ。
チエばあちゃんです。
あの頃は「面倒だなあ」なんて思っていたけれど、今になってみると、あれが一番の家計管理のコツだったんだなあとしみじみ感じます。
新年度は進学や就職、異動と暮らしがガラッと変わる季節。
出費も増えがちですが、お金をかけなくても、家にあるものだけで家計はしっかり整えられるんですよ。
今日は、無理なく続けられる家計管理のコツを、おばあちゃん流にお伝えしますね。
家計管理のコツはまず「固定費」の見直しから
最初にやっていただきたいのが、毎月決まって出ていくお金の総点検です。
スマートフォンの料金プラン、保険、使っていないサブスクリプション、習い事の月謝……意外と「なんとなく続けているもの」ってありませんか。
私の娘もね、見ていない動画配信サービスに半年も払い続けていたことがありました。
月に1,000円でも、年間にすると12,000円、2つ3つ重なれば数万円の節約になるんですよ。
特別な道具はいりません。
通帳やクレジットカードの明細、スマホの契約画面を開いて、紙に書き出すだけで大丈夫。
家にあるチラシの裏でもノートの切れ端でも十分です。
「本当に必要かしら?」とひとつずつ問いかけてみてくださいね。
お金をかけない家計管理|封筒と手書きメモで十分です
家計簿アプリを入れなきゃ、専用ノートを買わなきゃ……と構える必要はないんですよ。
私がずっと続けているのは、「食費」「日用品」「その他」の3つに分けるだけのやり方。
月の初めに、家にある封筒やジッパー付きの袋にお金を振り分けて入れておくんです。
残りが目に見えるから、使いすぎにすぐ気づけます。
わざわざ買い足すものは何もありません。
カード払いが中心の方は、冷蔵庫にメモ用紙を貼って、使った金額をさっと書き込むだけでも効果がありますよ。
完璧を目指さなくていいんです。
だいたいの流れがつかめれば、自然と「今月はちょっと引き締めようかな」と気づけるようになります。
まずは3ヶ月、ゆるく続けてみてくださいね。
「特別出費」を先に書き出して慌てない家計に
新年度は何かと出費が重なりますよね。
入学準備、歓迎会、ゴールデンウィークのお出かけ、帰省の交通費……気づけばお財布が寂しくなっていることも。
そこでおすすめなのが、年間の特別出費をカレンダーに書き込んでおく方法です。
お家にあるカレンダーの余白に、誕生日、車検、お中元、年末年始など毎年決まっている支出をメモしてみてください。
それを12で割って毎月少しずつ取り分けておけば、いざという時に慌てずに済みます。
取り分け用の封筒に「特別出費用」と書いて、引き出しにしまっておくだけで十分ですよ。
備えあれば憂いなし、昔の人はよく言ったものですね。
家族でお金の話をする習慣が一番の節約術
家計管理は一人で抱え込まなくていいんですよ。
月に一度でいいので、家族と「今月どうだった?」と話す時間を作ってみてください。
食卓でお茶を飲みながら、5分でも10分でもかまいません。
お子さんがいるご家庭なら、おこづかい帳を一緒に見返すのもいいですね。
「お金は大切に使うもの」という感覚は、小さいうちから自然と身についていくものです。
我が家でも、孫たちとスーパーのチラシを見ながら「どっちがお得かなあ?」と話すことがあるんですよ。
楽しみながら学ぶのが、一番長続きする節約術ですからね。
家計管理のコツは、特別なものを買い揃えることではなく、今あるもので「お金の流れを見える化」することです。
封筒、メモ用紙、カレンダー、そして家族との何気ない会話。
それだけで、暮らしはぐっと安心できるものになりますよ。
できることから少しずつ、よかったら試してみてくださいね。




