レシピを見ながらお料理したのに、なぜかうまくいかなかった…そんな経験はありませんか?チエばあちゃんです。
実はね、料理用語の意味を間違えて覚えているせいで、味が決まらなかったり煮物が焦げたりすることって、とっても多いんですよ。
「少々」と「ひとつまみ」の違いひとつで、料理の仕上がりはガラッと変わります。
今日は、知らないと損する料理用語の正しい意味を、よくある間違いと一緒にお伝えしますね。
「少々」と「ひとつまみ」を同じ量だと思っていませんか?
お料理を始めたばかりの方がやりがちなのが、「少々」も「ひとつまみ」も同じくらいと思ってしまうことなんです。
私の孫娘も「どっちもちょっとでしょ?」なんて言っていましたけど、これが大きな落とし穴ですよ。
「少々」は、親指と人差し指の2本でつまんだ量で、だいたい小さじ1/8くらい。
ほんのパラッと足すくらいの気持ちで大丈夫です。
一方「ひとつまみ」は、親指・人差し指・中指の3本でつまんだ量で、小さじ1/4くらいになりますね。
指1本の違いで量は約2倍になるんです。
ここを間違えると、塩味が足りなかったり逆にしょっぱくなったりしてしまいますよ。
そしてもうひとつ、「適量」という言葉。
これは「お好みで調整してね」という意味なんですけど、初めてのレシピでいきなり自己流にすると失敗しやすいんです。
まずはレシピの他の分量通りに作ってみて、2回目から自分好みに調整するのが上手にいくコツですよ。
煮物の水加減「ひたひた」を間違えると味がぼやける原因に
煮物を作るときに「ひたひた」と書いてあるのに、材料が完全に水に沈むほど入れてしまう方がとても多いんです。
これをやると煮汁が薄まって、せっかくの味がぼやけてしまうんですよ。
正しい「ひたひた」は、材料の頭がちょっとだけ水から出ているくらいの量です。
肉じゃがやかぼちゃの煮物は、この水加減でじっくり煮ると味がしっかり染み込みますよ。
「かぶるくらい」は、材料が全部水に沈んで少し上まで水がある状態のこと。
下ゆでをするときなどはこちらですね。
「たっぷり」は、材料に対してたくさんのお水を使うことで、パスタや乾麺をゆでるときに使いますよ。
この3つを混同すると、煮物は水っぽくなるし、パスタはくっつくしで散々です。
迷ったらお鍋の中をよく見ながら少しずつ水を足すのが一番失敗しない方法ですよ。
火加減の「中火」を間違えると焦げる・生煮えの原因に
意外と多い失敗が、火加減を「なんとなく」で決めてしまうことなんです。
「中火」と書いてあるのに強火のまま炒めて焦がしてしまったり、弱火にしすぎて火が通らなかったり…。
正しい火加減の目安はこうですよ。
「弱火」は、火がお鍋の底につかないくらいの小さな炎。
「中火」は、炎の先がお鍋の底にちょうど届くくらい。
「強火」は、お鍋の底全体に火が広がる大きさです。
迷ったらまず中火から始めて、焦げそうなら弱くするのが安心ですよ。
それから下ごしらえの言葉も覚えておくと便利です。
「あく取り」は煮ているときに浮いてくる泡をお玉ですくうこと。
大きな泡だけサッと取れば十分で、全部きれいにしようとしなくて大丈夫ですよ。
「板ずり」はきゅうりなどに塩をふってまな板で転がすこと、「面取り」は野菜の角を薄く削って煮崩れを防ぐことです。
どちらもひと手間ですけど、仕上がりがぐんとよくなりますよ。
料理用語は最初こそ難しく感じますけど、意味を正しく知っているだけで失敗がグッと減るんです。
私だって何十年もお料理してきて、数えきれないほど失敗してきましたからね。
その失敗がぜんぶ、あなたの「おいしい」につながっていきますよ。
よかったら今日のごはんから、ひとつだけ意識してみてくださいね。




