先日、娘から電話がかかってきましてね。
「お母さん、畳の上に小さい虫がぴょんぴょん跳ねてるの。トビムシにバルサンって効くのかしら」って聞かれたんですよ。
ちょうど今の梅雨から夏にかけては、トビムシがいちばん増える季節なんです。
湿気が大好きな虫ですからね。
今日は、バルサンを使うときにやりがちな失敗と、正しい焚き方をお話ししますね。
やりがちなNG!トビムシにバルサンをただ焚くだけ
ついやってしまいがちなのが、虫を見つけた部屋でバルサンを焚いて終わり、というやり方なんですよ。
実はこれ、半分しか効いていないんです。
バルサンの煙は、そのとき部屋に出てきているトビムシには効きますけれど、畳の下や床下、押し入れの奥に隠れている分までは届きにくいんですね。
それにトビムシは卵には薬剤が効きにくいので、一回焚いただけでは数日後にまた跳ねている、なんてことがよくあるんです。
もうひとつのNGは、焚いたあとに窓を開けてすぐ換気して、それで安心してしまうこと。
湿気という発生の原因をそのままにしていると、外や床下からまた入ってきてしまうんですよ。
昔、わたしも一度焚いて安心していたら、一週間もしないうちに台所の隅でまた見つけて、がっかりしたことがありましてね。
正しいやり方|トビムシにバルサンを効かせる焚き方の手順
それでは、正しい手順をお話ししますね。
まず大事なのは焚く前の準備なんです。
タンスや押し入れ、戸棚の戸は全部開けて、煙が隅々まで行き渡るようにしてくださいね。
食器や食べ物、金魚さんや観葉植物は、ちゃんと外に出すかカバーをかけること。
火災報知器にもカバーをお忘れなく。
そして梅雨の晴れ間など、湿気の少ない日を選んで焚くのがおばあちゃんのおすすめですよ。
焚いたあとすぐ換気すると湿った空気が入ってきて、せっかくの効果が薄れてしまいますからね。
いちばん肝心なのは、2〜3週間あけてもう一度焚くことなんです。
最初の煙で生き残った卵がかえった頃を狙って二回目を焚くと、ぐんと減ってくれるんですよ。
娘にもこの「二回焚き」を教えたら、「今度こそいなくなったわ」と喜んでいましたねえ。
バルサンのあとが肝心!梅雨〜夏の再発防止の知恵
バルサンで退治したあとは、湿気を溜めない暮らしに切り替えるのが何よりの予防なんです。
今の時期でしたら、晴れた日に畳を上げて風を通したり、押し入れにすのこを敷いたりするといいですよ。
除湿機やエアコンのドライで、お部屋の湿度を60パーセント以下に保つのも効きます。
昔の人は土用の頃に「虫干し」といって、布団や畳を天日に干したものですけれど、あれは理にかなった知恵だったんですねえ。
それから、窓のサッシや排水口まわりの小さな隙間をふさいでおくと、外からの侵入もぐっと減りますよ。
トビムシは人を刺したり噛んだりしない虫ですから、そんなに怖がらなくても大丈夫。
でも、たくさんいると気持ちのいいものではありませんものね。
バルサンは「準備・二回焚き・湿気対策」の三つをそろえてこそ、ちゃんと働いてくれるんですよ。
この夏はぜひ、よかったら試してみてくださいね。




