こんにちは、チエばあちゃんです。
「クッキングパパ」に登場するクリスタルボール、あのまん丸で透きとおった美しいゼリーに憧れて作ってみたのに、ボウルからどうしても取り出せない…そんなお悩み、チエばあちゃんのところにもたくさん届いていますよ。
クリスタルボールのゼリー型外しは、コツさえ知っていれば誰でもキレイにできるんです。
今日は科学的な理由もまじえながら、失敗しないゼリーの型外しの方法をお伝えしますね。
クリスタルボールがボウルから外れない科学的な理由
そもそもなぜゼリーはボウルにぴったりくっついてしまうのか、その理由をお話ししますね。
ゼリーの主成分であるゼラチンは、冷えるとタンパク質の網目構造がしっかりと固まって、ボウルの表面にぴたっと密着してしまうんですよ。
これは「吸着」と呼ばれる現象でね、ゼリーとボウルの間の空気が抜けた状態で固まると、真空に近い密閉状態になってしまうんです。
特にステンレスやガラスのボウルは表面がつるつるしているので、ゼリーとの密着度がとても高くなりますよ。
つまり、外すためには「密着を解く」と「空気を入れる」の2つがカギになるんですね。
球形のクリスタルボールは縁がないぶん空気の入り口が少ないので、普通のゼリーよりも外しにくいのは当然のことなんですよ。
理由がわかれば対策も立てやすいですから、焦らず読み進めてくださいね。
ぬるま湯でゼリーの型外しをする正しい手順
一番おすすめの方法が、ボウルの外側をぬるま湯にさっとくぐらせるやり方ですよ。
40〜50度くらいのお湯をボウルより大きな容器に用意して、ボウルの外側だけを10〜15秒ほどつけてみてください。
これにはちゃんと科学的な理由があってね、ゼラチンは約25度以上で溶け始める性質があるんです。
ぬるま湯の熱がボウルを通じてゼリーの外側だけをほんの少し溶かすことで、ボウルとの間に薄い液体の膜ができるんですよ。
この膜が「潤滑剤」の役割を果たしてくれるというわけです。
お湯につけたらすぐにボウルを逆さにして、やさしく左右に揺らしてみてください。
するりっと外れてくれることが多いですよ。
60度以上の熱いお湯は絶対に使わないでくださいね。
ゼリーの表面が溶けすぎて、せっかくのまん丸い形が崩れてしまいますからね。
お湯でも外れないときの「空気入れ」テクニック
お湯を試しても外れないときは、竹串や薄いナイフの背でゼリーの縁をそっとなぞる方法がありますよ。
ボウルの内側の縁に沿って竹串をそっと差し込んで、ぐるりと一周させてみてください。
先ほどお話しした「真空に近い状態」を解消するために、ゼリーとボウルの間に空気を入れてあげるのが目的なんです。
空気が入ると気圧のバランスが変わって、ゼリーが自分の重みでストンと落ちてくれますよ。
もうひとつのコツはね、冷蔵庫から出してすぐではなく、5分ほど室温に置いてからやることです。
ゼラチンは温度が上がるにつれて少しずつやわらかくなる性質がありますから、室温に馴染ませるだけでも外れやすくなるんですよ。
「空気を入れてあげる」と「少しだけ温度を上げる」、この二つを組み合わせれば、ほとんどの場合うまくいきます。
次回から失敗しない!クリスタルボール作りの下準備
ここからはね、次にクリスタルボールを作るときの下準備のコツをお伝えしますよ。
ゼリー液を流し込む前に、ボウルの内側に薄くサラダ油やキャノーラ油を塗っておくのがチエばあちゃん流のおすすめです。
油が薄い膜となってボウルとゼリーの間に残るので、固まったあとも密着しにくくなるんですよ。
科学的にいうと、油は水をはじく「疎水性」の性質があるから、水分の多いゼリーとボウルの間の吸着を防いでくれるんです。
味にはまったく影響しないのでご安心くださいね。
この方法はゼリーだけでなく、プリンや寒天、ババロアにも使えるお知恵ですよ。
たった一手間の下準備で、仕上がりの美しさがぐっと変わりますからね。
「クッキングパパ」のようなキレイなクリスタルボール、あなたもきっと作れますよ。
よかったらぜひ試してみてくださいね。




