うるち米ともち米の違いは何?うるち米は餅つき機に入れてもOK?

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日本人の主食であるお米には、私たちが日常的に食べている普通のお米のうるち米と、お餅などにして食べるもち米があります。

あなたはうるち米ともち米の違いをご存知ですか?
また、うるち米でも餅つき機を使えば、お餅が作れるんです!

うるち米ともち米の違いについてや、うるち米は餅つき機に入れていいのかご紹介します!

うるち米ともち米の違いとは?

私たちが主食として普段食べている普通のお米を「うるち米」といいます。

これに対し、お餅やお赤飯、おこわなどに使われるお米を「もち米」といいます。

うるち米を炊いてネチャネチャと練っても、びよーんと伸びるお餅にはなりませんよね?

うるち米が半透明なのに対し、もち米は白くて不透明といった見た目の違いの他に、どんな違いがあるのでしょう。

2つのお米の大きな違いは、でんぷんの成分です。

お米の主な成分は、水分・でんぷん・たんぱく質・脂質・ミネラルです。

これらがある一定の数値でバランス良く配合されているお米が美味しいと言われています。

お米に含まれるでんぷんには、「アミロペクチン」「アミロース」の2種類があります。

アミロペクチンには強い粘りがあり、炊いたご飯にある独特の粘りは、このアミロペクチンの働きによるものです。

アミロペクチンが多いと、粘りがでてほどよい歯ごたえのお米になります。

一方、アミロースが多いと、硬くてパサパサします。

うるち米には、このアミロースとアミロペクチンが2:8の割合で含まれているのに対し、もち米にはほとんどアミロースが含まれておらず、アミロペクチンのみを含んでいます。

そのため、アミロペクチンが豊富なもち米はとても粘りが強く、もち米をつくとお餅になるのです。

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うるち米でもお餅はできるの?

もち米を食べる習慣をもつ国は、東南アジア及び東アジア地域に広く分布しています。

もちろん日本でも、昔からもち米を食べる習慣をもっています。

赤飯にしたり、お正月のお雑煮に入るお餅にしたり、その他にもおこわやちまき、あられといったさまざまな形で、もち米を味わっています。

このように、粘りを必要とするレシピに使用されるお米には、もち米を使用するのが一般的です。

では、うるち米でお餅は作れないのでしょうか?

日本全国を探してみると、地方によってはうるち米で作るお餅料理がたくさんあります。

もち米で作るお餅よりも伸びは足りませんが、粘りは充分にあります。

イメージはお団子といったところでしょうか。

普通のお餅であればびよ~んと伸びるため、小さな子供やお年寄りが喉に詰まらせてしまう恐れもあります。

しかし、うるち米で作ったお餅であれば、サクッと歯でかみ砕けますので、どなたにも安心して食べてもらえますよ。

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うるち米からのお餅の作り方!

まず、うるち米を洗い、水に浸しておきます。

水に浸す時間は、普通にお米を炊く時間と同様です。

水に浸しておいたお米をざるに開けて水を切り、30分以上蒸します。

もち米の場合、ここからつき始めますが、うるち米の場合は、蒸し上がったお米をさらにお湯で揉み洗いしてください。

これを2~3回繰り返し、余計なアミロースを洗い流します。

その後、ざるに開けて水を切り、再び30分間蒸します。

かなり柔らかくなっていますが、この後も、もち米の3倍ほどの時間ついていきます。

人手でやると時間もかかり、かなり大変ですので、ここからは餅つき機を利用しましょう。

お餅は温かいうちにつき終えないと固くなってしまいます。

うるち米の場合、つき終わるまでにその3倍もの時間がかかるので、つき終わるまでに冷めて固くなるためです。

そのため、実質的に餅つき機を利用しないと難しいかもしれません。

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