多くの人にとって一生に一度の大きな買い物である我が家が、シロアリに腐食されたら!

でも、シロアリ駆除剤を使用して健康被害はないのでしょうか?

業者に頼まず自分で済ませたい、けれどホームセンターでシロアリ駆除剤が買えるのでしょうか?

ここでは、シロアリ駆除剤の健康被害と、ホームセンターで買えるシロアリ駆除剤をご紹介します。

シロアリ駆除剤の健康被害

シロアリ駆除剤による健康被害の件数は、1993年度以降から2桁となり、年々その数は増加しています。

シロアリ防除は春から夏にかけて行うことが多いのですが、シロアリ駆除剤への苦情は年間を通して寄せられています。

症状としては、頭痛や喉の痛み、吐き気などが多いですが、これらの複数の症状を伴う場合や、気分が悪かったり体調が悪かったりといった、全身症状も多いようです。

その他、膠原病や過敏症、自律神経失調といった、原因の断定しにくい症状もあるようです。

症状を訴えて病院で治療を受けた期間は、1週間未満の人が多いですが、症状を訴えている6人に1人は、治療に1か月以上も要しています。

シロアリ駆除剤による健康被害は、一般的な家庭用殺虫剤などと比べても症状は重いようです。

シロアリ駆除剤による健康被害にあった人の8割が女性で、40~69歳の方が全体の約8割を占めています。

人体に影響が少ないよう配慮されて作られてはいますが、特にお腹の中に居る胎児にとってシロアリ駆除薬品の多くは刺激の強いものです。

脳の発達に影響を与えてしまったり、アレルギー反応が起きてしまったりする可能性もありますので、妊婦の方は特に注意が必要です。

また、体や脳がまだ発達しきっていない、赤ちゃんや小さな子供がいる家庭においても、シロアリ駆除剤の散布には特に注意が必要です。

薬剤に直接触れたり、吸引したりすることにより、アレルギー反応による喘息や、脳の発達への影響が起こることも考えられます。

シロアリ駆除剤の多くは、人間への健康被害を考慮して作られていますが、ペットを飼っている場合、特に、魚類や爬虫類など、哺乳類でないペットを飼っている際には、用法を調べて使用しましょう。

毒性の高い薬剤の多くはカプセルに入れるなどして、健康被害に配慮する作りになっていますが、犬や猫の場合、カプセルごと薬剤を飲み込んでしまう恐れがあるので、薬剤散布の際には注意しましょう。

化学物質に対して敏感な人や抵抗力の低い乳幼児、病人や高齢者などのいるご家庭では、必要以上のシロアリ駆除剤の使用は避けるべきです。

シロアリ駆除剤を散布する際の注意点

シロアリ駆除剤の散布作業中は、決してそばに近寄らないようにし、換気にも注意しましょう。

室内におけるシロアリ駆除剤の気中濃度は、散布した当日より翌日の方が高くなる場合があります。

当日だけでなく、当分の間は換気に注意するように心がけましょう。

食品などの口にするものは、日頃から密封する習慣をつけておきましょう。

無造作に食品を放置しておくと、農薬使用の農産物と同じ程度の薬剤汚染が起こる可能性があります。

食品からシロアリ駆除剤を摂取してしまうことになりますので注意してください。

健康被害が生じたときは、早めに病院へ行って診断してもらいましょう。

治療を受けたら診断書の交付を受け、業者や消費生活センターに被害の内容を申し出てください。

ホームセンターで買えるシロアリ駆除剤

ここでは、自分でシロアリを駆除したい人のために、ホームセンターなどで買えるシロアリ駆除剤をご紹介します。

シロアリハンター(15個入り)は、薬剤を散布するのではなく、シロアリに食べさせるタイプの薬剤です。

シロアリが出没しやすいところに穴を掘って埋めて使用します。

粒状ネオターマイトキラー(5キロ)は、粒状をしているので水と混合する心配はありません。

液剤が使用できないところでも使用できるのが特徴です。

シロアリだけでなく、クロアリやゲジゲジ、ヤスデ、ダンゴムシなどの不快害虫にも効果があります。

白アリスーパー21低臭性(2.5リットル)は、薬剤臭や溶剤臭がほとんどありません。

木材防腐剤を配合しているので、木材の腐れを防止することができる上、殺虫効果が安定していて、残効性や即効性に優れています。

白アリ通行止め(450グラム)は、 シロアリやヒラタキクイムシなどの害虫、ナミダタケやカワラタケなどの木材腐朽菌から木材を守ります。

有効成分のホウ酸塩は無機物なので、揮発する心配がありません。

シロアリを根絶やしにすることは不可能なのか?

シロアリが卵を産む数は、1日で100個以上です。

シロアリは、根絶やしにしない限りいつまでも繁殖し続けます。

地中や木材に巣をつくると、床下や柱から浴室、天井裏へと一気に広がっていきます。

恐ろしいことに、シロアリは木材だけでなく、コンクリートやゴム類、紙類など何でも食べてしまうのです。

シロアリが発生した場合、早急に根絶やしにしなければ、家が倒壊してしまう可能性もあるほど危険な生物なんです。

シロアリを駆除するためには、知識や技術が必要です。

根絶やしにできなければ家屋倒壊のリスクがありますし、毒性の高い薬剤を使用すれば家族の健康への悪影響も考えなければなりません。

シロアリ駆除は、診断だけでも業者にしてもらった方がいいでしょう。

業者によっては、無料で相談にのってくれたり、見積もりサービスを提供していたりするところもありますので、ぜひ活用しましょう。