初春になると、白や黄色のかわいい花を咲かせるスイセン。実は有毒で、食べると頭痛や嘔吐などの症状を起こします。しかし、葉がニラとよく似ているため、間違って食べてしまう人も多いそう。スイセンの誤食を防ぐには、断面や匂い、味によるニラとの見分け方が必須!ニラとスイセンの見分け方をまとめ、断面や匂い、味の違いに注目しました。

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スイセンには毒がある!?

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スイセンとニラ、どうして誤食してしまうのでしょう。それは、スイセンの葉がニラにとてもよく似ているからです。また、スイセンの球根が、タマネギや山菜のノビルにも似ているため、誤食する人がいるようです。

スイセンの花が咲いていれば間違うこともありませんが、花のない時期の4月から12月の時期に間違ってしまうようです。

スイセンには、「ヒガンバナアルカロイド」という有毒成分が含まれており、葉も有毒ですが特に球根の部分に有毒成分が多く含まれており、たった10gで致死量に達すると言われています。

食べてから30分以内に、吐き気や下痢、発汗や頭痛などの症状が現れます。

スイセンの毒は、加熱をしても消滅することはありません。だから、食べる前に気付くことが必須なんです。

ニラとスイセンの見間違えによる誤飲事故を回避する一番の方法は、迷ったら絶対口にしないことです。ご家庭でスイセンやニラを植えるとしても、明確に2つを離して植えるなどの注意が必要です。

以前、直売所でスイセンをニラと間違って販売し、購入した家族が食中毒にあったニュースがありました。

スイセンによる食中毒を回避するためには、とにかくニラだと思って食す前にスイセンの可能性もあるのだということを覚えておきましょう。

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ニラとスイセンの見分け方とは?

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見た目だけではほとんどわからない可能性が高いです。厄介なことに、自生しているニラとスイセンは、混じって同じ場所に生息している場合があります。山菜と同じ感覚で持ち帰り、食中毒を起こすことは普通に起きていることなんです。

しかし、ニラとスイセンが似ているのだということを知っていれば、もしかして?と疑問に感じ、事故回避に繋げることができます。

ニラとスイセン、どちらか迷ったら、まずは抜いて根元を見てみましょう。ニラの根元は、九条ネギのように根元まで細いです。スイセンの根元は、長葱や白ネギのように根元が太くなっています。

また、根元には「鱗茎」といわれる球根があります。ニラはにげのような根っこをしており、鱗茎はありません。

次に、匂いをかいでみましょう。数本の根元部分を1㎝ほど切ってみじん切りするかすり潰します。そのまま20分ほど空気にさらして放置します。すると、ニラであればニンニク独特の匂いを放ちます。「アリシン」という成分を含んでいるからです。スイセンにはアリシンは含まれていないので、空気にさらしておいてもその匂いはありません。

葉の断面を見る手段もあります。

ニラは、切った時に唇の両端をつぶした円のような形をしており、スイセンはVのような形をしています。また、スイセンの葉はニラと比べると幅が広く、草丈が高いです。そして葉が厚いといった特徴があります。

味の違いは?というと、スイセンは葉の味が強く、もちろんニラのような味はありません。スイセンは、葉を噛むだけでも中毒の危険性があるので、できれば味を知る前に違いを分かりたいですね。

スイセンによる食中毒症状

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スイセンはたった10gでも命にかかわります。毒の多い葉の部分を触れると、「接触性皮膚炎」の症状を起こします。これは、里芋を触った時にかぶれて、手がかゆくなるような感じです。小さなお子さんを連れている方は、子供がスイセンに触らないように注意してください。

誤飲してしまった場合は、30分程度潜伏したのち、食中毒症状と接触性皮膚炎症状を引き起こします。悪心や嘔吐、下痢、発汗、頭痛、昏睡、低体温といったさまざまな症状があげられます。

人間だけではありません。犬や猫も誤飲しやすいようです。時には心不全を起こして最悪なケースもあるようです。すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

普段何気なく食べているニラも、家庭菜園などでスイセンと一緒に育てていると間違えて誤食してしまう可能性もあります。

ニラとスイセンの正しい見分け方を知り、家族の安全を守りましょう。