打ち水は科学!中学生の自由研究で効果検証してみよう

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さて、夏休みといえば忘れちゃいけないのが宿題ですね。
特に自由研究となると、決められた課題がないだけに悩んでしまう場合も多いかもしれません。

そんなときは、生活の知恵を科学する、打ち水の効果を検証してみるのはいかがでしょう?
涼しくもなって勉強にもなる、一石二鳥です♪

楽しい楽しい夏休み。でも、大人は毎日お昼ご飯を作ったりと、実はけっこう忙しい時期でもあるのですよね。
それでも、家がにぎやかなのは嬉しいことです。

打ち水が自由研究におススメな理由

打ち水は、玄関などに水をまくことで、夏の暑さを和らげる昔ながらの知恵です。
桶に水を張ってひしゃくで水を撒く姿は夏らしい風景で、それだけで涼しい気分にさせてくれます。

近年、この打ち水は、エコで効果的な方法と注目されつつあります。ヒートアイランド現象に悩まされる都市部などでは、率先して大規模な打ち水イベントが企画されるなど、”古くて新しい”暑さ対策として見直されているのです。

打ち水の原理は、科学の教科書でも学ぶ「気化熱」によるものです。そのため、自由研究にはぴったりのテーマになるのではないでしょうか?
また、古くから「水=神聖なもの、清めるもの」として日本では考えられており、水を撒く行為には信仰的な意味合いもあったと言われています。こうした歴史的な側面から打ち水を見ていくことも、自由研究のテーマとしては非常に興味深く、評価に値するテーマだと思われます。

打ち水で気温が下がる原理

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打ち水は「気化熱」を利用したものだと述べましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか。
打ち水の自由研究では、こうした科学的な根拠を書いておくと、
きっと先生からも評価してもらえますよ^^

気化熱は、水が蒸発するときに周囲の熱を奪うことです。
水(液体)が水蒸気(気体)に変わるには、エネルギー(熱)が必要です。そのエネルギーを、水は周囲から吸収することで補います。そのため、エネルギー(熱)を奪われたほうは温度が下がります。

打ち水はこの原理を使い、暑くなった地面に水を撒くことで、地面の熱を奪ってもらい、温度を下げているのです。

埼玉県や東京都のイベントでは、実際に打ち水を行うことで気温が2~3度下がった事例もあるそうで、実際に効果を検証してみるのも面白そうです。

自由研究で、打ち水の効果を検証してみよう

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自由研究の手順として、以下のようなものはどうでしょうか?
・打ち水の歴史について調べる
・打ち水の原理について調べる
・実際に打ち水を行い、効果を検証する

特に、実際に効果を検証することは必須ですね。
打ち水を行う前と後の、気温の変化を温度計で測ってみましょう。その際、5分おきに計測してグラフ化すると、効果を検証しやすいのでおススメです。

天候や風向きによっても違いがありますので、何日かに分けて計測してみましょう。
撒く水の量は、毎回同じにするように注意しましょう。

打ち水の効果的な方法は?

打ち水は、朝か夕方、日蔭で行うことが効果を得やすいと言われています。
日中の直射日光のもとでは、水分がすぐに蒸発してしまうため、効果を実感しにくいのです。

自由研究ですからエコにこだわって、お風呂の残り湯を冷まして撒いてみるのも良いですね。
マンションのベランダでも行うことができますよ。家の中も涼しくなって、家の人も喜ばれて一石二鳥ですね。

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夏休みの宿題の中でも、ちょっとめんどくさい自由研究。
でも、実は大人になっても記憶に残っているのは、工作や自由研究の思い出なんですよね。

ちょっと頑張って、家族や先生を驚かせてみてはいかがでしょうか^^

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