蚊の種類と痒みの違いは?アカイエカやヒトスジシマカ

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夏になると、人にとってはやっかいな「蚊」が多く飛び回ります。

蚊は人間の血を吸い、刺されたところは痒くなってとても不愉快です。

今回は、蚊の種類と痒みの違いは?アカイエカやヒトスジシマカについてご紹介します。

蚊が刺す理由と痒みの原因

「蚊」でも血液を吸うのはメスだけです。
産卵期に血液が必要となり血を吸いに来るのですが、体重の3倍もの量を吸うことが出来ます。

たまに飛んでいる蚊をみると、お腹がパンパンに膨れていたり、飛ぶスピードが遅い蚊がいますね。
ちなみに、オスは花の蜜や植物の露などを吸っているそうです。

では、人はどうして蚊に刺されると痒みが出るのでしょうか?
蚊は血を吸うとき、抗凝血作用物質を含んだ唾液を人に注入します。
この唾液で起きるアレルギー反応が痒みの原因だったのです。

肌の上で蚊を発見したとき、上からたたいてしまうことが多いですが、これは蚊の唾液が皮膚により強く入ってしまいます。
なので、蚊を弾くようにして飛ばしてやると唾液も少なく済んで、痒みが軽減できます。

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日本の蚊の種類と特徴

世界には約2500種類の蚊が生息しています。
そのうち、日本には約100種類が生息しています。

それでは、日本に生息する代表的な蚊を紹介します。

アカイエカ

見た目は茶褐色で体長は5.5ミリ程度です。
アカイエカは最も一般的な蚊で、家の中で活動します。

夜型なので、電気を消して耳のところでプーンと嫌な羽音がしたらアカイエカだと思ってください。
活動時期はお花見シーズンの4月頃から紅葉シーズンの10月頃までです。
人の血も吸いますが、鳥の血が大好物で、特にニワトリの血を好みます。
また、犬のフィラリアを媒介するので注意しましょう。

チカイエカ

見た目はアカイエカとそっくりなのですが、冬に蚊に刺されることがあればチカイエカの仕業です。
地下鉄や地下街などの冬でもあまり寒くないところに生息し気温が低くても産卵をする厄介な蚊です。
チカイエカの特徴は1回目の産卵は人の血を吸わなくても可能です。
2回目以降の産卵は人の血が必要ですので、刺されることがあります。

また昼夜を問わず活動しているので、冬でも注意が必要です。

ヒトスジシマカ

ヒトスジシマカはヤブ蚊の中の代表的な蚊です。
体は黒で足の関節が白く、体長は4.5ミリと小さめです。
人の血が大好きで、やぶや公園で人がくるのを待っています。

最近ではデング熱を媒介するものとして有名になりました。
活動時間は昼間から夕方で、特に16時~18時が活発に活動しています。

公園や夏フェスに行かれるときはこのヒトスジシマカに刺される可能性があるので、予防をしっかりしましょう。

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蚊に刺された時の正しい対処方法

蚊に刺されると、アレルギー反応によって痒みが起きます。
痒みや腫れが出るのは、年齢を重ねるごとになくなっていきます。
蚊に刺されてしまったら、軟膏を塗るといいです。
刺されてすぐなら、痒みを抑える薬を塗りましょう。
刺されてから時間が経つけど、まだ痒みと腫れがある場合は炎症を抑える薬を塗ります。
薬の使い分けが大事になってきます。

小さいお子様には痒みを我慢させるのは無理なことで、とびひになってしまう可能性があります。
とびひになってしまう前に、小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。

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